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箒川ダム(ほうきがわダム)は、栃木県那須塩原市、一級河川・那珂川水系箒川に建設されたダム。高さ11.1メートルの重力式コンクリートダム(堰)で、東京電力の発電用ダムである。同社の水力発電所・箒川発電所に送水し、最大4,800キロワットの電力を発生する。 == 歴史 == 1895年(明治28年)、福島県初の電力会社として設立された福島電灯は、1925年(大正14年)に栃木県の電力会社である野州電気を合併し、関東地方に進出〔『関東の電気事業と東京電力 電気事業の創始から東京電力50年への軌跡』384ページ。〕。さらに1936年(昭和11年)には栃木県那須郡および塩谷郡を主な供給エリアとしていた塩那電気を合併し、栃木県内でのシェアをいっそう拡大した〔『関東の電気事業と東京電力 電気事業の創始から東京電力50年への軌跡』472ページ。〕。同社は1940年(昭和15年)、塩谷郡箒根村(現・那須塩原市)において箒川発電所の建設工事に着手〔「栃木県の近代土木遺産 箒川取水堰(箒川発電所) 」(2010年10月18日閲覧)による。〕〔『関東の電気事業と東京電力 電気事業の創始から東京電力50年への軌跡 資料編』88ページ。〕。しかし、日本発送電が1939年(昭和14年)に、そして1942年(昭和17年)に関東配電など9つの配電会社が設立され、日本の電力業界はこうした特殊会社へと整理・統合された。箒川発電所の建設工事については関東配電へと引き継がれ、1943年(昭和18年)に運転を開始した〔。 1951年(昭和26年)、日本の電気事業は再編成・民営化され、箒川発電所は東京電力に継承された。出力は完成当時4,550キロワットであったが〔、現在は4,800キロワットにまで増強されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「箒川ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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