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箱根美術館(はこねびじゅつかん)とは、神奈川県足柄下郡箱根町にある、箱根で最も古い美術館である。創立者・岡田茂吉(1882年 - 1955年)が生前に蒐集した東洋・日本美術のうち陶磁器が公開されている。1952年(昭和27年)6月15日に開館。 == 概要 == 箱根美術館の創立者・岡田茂吉は「美術品は決して独占すべきものではなく、一人でも多くの人に見せ、娯しませ、人間の品性を向上させる事こそ、文化の発展に大いに寄与」するとの信念のもと、戦後東洋美術の優品の蒐集につとめ、海外への流出を防ぎ、昭和27年、財団法人東明美術保存会を設立し、箱根町強羅に箱根美術館を開館した。 昭和57年、姉妹館であるMOA美術館の開館以降は、鎌倉・室町時代に製作された力強く重厚な六古窯の壺や甕などを中心に、、縄文時代の土器から江戸時代の作品まで、「日本のやきもの」を常設展示している。またMOA岡田茂吉賞を受賞した現代作家の作品も一部展示している。 創立者が設計してつくった美術館敷地内には、約130種類の苔と200本のモミジの「苔庭」や、「萩の道」、「竹庭」などがあり、四季折々に美しい姿をみせる。特に11月は、庭園内のモミジが一斉に色づき、紅葉の名所とし名高い。土日祝日と11月には通常公開されている庭園に加え、巨岩の石組みを中心とした庭園「石楽園」も、特別公開をしている。 苔庭に面した茶室「真和亭」では、創立者の食に対する哲学にもとづき、無農薬で栽培されたお抹茶と季節ごとに変わる和菓子(700円)が楽しめる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「箱根美術館」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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