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(n) a Muromachi era Japanese dictionary =========================== ・ 節 : [せつ, ぶし] 1. (n-suf) tune 2. tone 3. knot 4. knob 5. point ・ 節用 : [せつよう] 【名詞】 1. economization 2. economisation ・ 節用集 : [せつようしゅう] (n) a Muromachi era Japanese dictionary ・ 用 : [よう] 1. (n,n-suf) task 2. business 3. use ・ 集 : [しゅう] 【名詞】 1. collection
節用集(せつようしゅう)は、室町時代から昭和初期にかけて出版された日本の用字集・国語辞典の一種。「せっちょうしゅう」とも。漢字熟語を多数収録して読み仮名をつける形式をとっている。 ==概要== 節用集は日本の室町時代中期に成立した用字集・国語辞典であるが、その中身は漢字の熟語を並べて読み仮名をつけただけであり、用語の意味の解説は無い。ただし簡単な注を付すことはある。日常の言葉を漢字で表記するための辞書といえる。 その記載される日常生活用語は、原則的に「いろは順」での分類がなされている。しかし単語の単純な「いろは順」ではなく、単語の最初の仮名で「いろは順」とし、「い」「ろ」などそれぞれの部のなかを天地・時節・草木など部門別(門)に分類して用語を配列する形式をとっている。近世後期以降に部門別から仮名字数で細分するものが現れ、主流となった。 江戸時代に多種多様な形式が発生した。字引重視の型と付録重視で教養書的なものの二傾向がある。特に江戸時代後期の挿絵・付録の増加した節用集の影響で、「節用集」という語が一般名詞化して江戸時代にはいろは引き辞書の代名詞として使われるようになり、明治期には教養書の意味へ変容した。一方辞書的な面を表す一般名詞は「字引」となった。 現代では、国語学において、漢字表記・読み・字体・用字など漢字の用法の知識を得るのに利用される。また現代語との読みの異同・語義の相違を知ることも可能である。付録から当時の日常生活の様相を推測するのにも使われている。 ちなみに「節用」という言葉の語源はかつて『論語』学而篇の「節用而愛人」(節約の意)からと言われていたが、『史記』の「節用」(日常随時用いるという意味)からという説も存在する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「節用集」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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