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紀事本末体 : ミニ英和和英辞書
紀事本末体[きじほんまつたい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [こと]
 【名詞】 1. thing 2. matter 3. fact 4. circumstances 5. business 6. reason 7. experience 
: [ほん, もと]
  1. (n,n-suf,n-t) (1) origin 2. basis 3. foundation 
本末 : [ほんまつ]
  1. (exp,n) essence and fringe 2. beginning and ending 3. root and branch 4. means and end
: [まつ]
  1. (n-adv,n) the end of 2. powder 

紀事本末体 : ウィキペディア日本語版
紀事本末体[きじほんまつたい]
紀事本末体(きじほんまつたい)は、紀伝体編年体と並ぶ歴史書の書式の一つ。
南宋の歴史家袁枢は『資治通鑑』を愛読していた。しかし編年体で著された『資治通鑑』は歴史事件の読書に難点があった。この難点を補助するため、袁枢は『資治通鑑』の記事を並べ直し、事件ごとに項目を立てた『通鑑紀事本末』を完成させた(1174年。翌年出版)。これが紀事本末体の始まりである。
その後、章沖は『春秋左氏伝事類始末』を著したが、その手法は袁枢の『通鑑紀事本末』に類似するものであった。代になると陳邦瞻の『宋史紀事本末』『元史紀事本末』、張鑑の『西夏紀事本末』などが生まれ、代には高士奇の『左伝紀事本末』、李有棠の『遼史紀事本末』『金史紀事本末』、谷応泰の『明史紀事本末』などが著された。
また清代の魏源の『聖武記』、王闓運の『湘軍志』、王定安の『湘軍記』も紀事本末体の歴史書と見なす場合がある(梁啓超『中国近三百年学術史』)。その他、王韜普仏戦争を題材に『普法戦紀』を著し、郭孝成1912年に『中国革命紀事本末』を編纂した。
章学誠は紀事本末体を評価して「文は紀伝体より簡便で、事柄は編年体よりはっきりしている」と述べている。梁啓超は「紀伝体は人を主とし、編年体は年を主としているのに対し、紀事本末体は事を主としている。歴史の原因と結果を知るには事を主としなければならない」と評した。
== 関連項目 ==

*歴史書
*年代記
*正史
*紀伝体 - 編年体 - 国史体 - 別史体 - 雜史体 - 政書体会要体) - 史評体 - 綱目体 - 譜牒体


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「紀事本末体」の詳細全文を読む




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