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結晶片岩(けっしょうへんがん、〔文部省 『学術用語集 地学編』 日本学術振興会、1984年、ISBN 4-8181-8401-2。(オンライン学術用語集 )〕)は、変成岩の一種。片岩(へんがん、〔)ともいう。広域変成作用により地下深部で剪断応力を受けて再結晶したため、雲母のような板状の鉱物や角閃石のような柱状の鉱物が方向性をもって配列し、岩石は片理(へんり、)と呼ばれる、面状構造を持つ。岩石は片理に沿って板状に割れやすい。 鉱物の粒度が大きくなり縞状の構造が顕著になったものを片麻岩という。 == 分類 == 結晶片岩の源岩は様々であり、源岩の成分と変成作用を受けた条件により種々の変成鉱物が形成される。岩石の名称としては、「片岩」の前に、特徴的な変成鉱物の名を冠して呼ばれる。 ; 紅簾(石)片岩() : マンガンを多く含む緑簾石族の鉱物である紅簾石を含み、桃色を呈する結晶片岩。石英片岩() の一種。 ; 藍閃(石)片岩() : 低温高圧下で安定な藍閃石を多く含み青色を呈する結晶片岩。その色から青色片岩()ともよばれる。 ; 緑色片岩() : 緑泥石、緑簾石、緑閃石(アクチノ閃石)などを含み緑色の外観を呈するものであるが、変成相の一つである緑色片岩相付近で変成された塩基性火成岩を源岩とする結晶片岩をさす言葉としてよく用いられる。緑泥(石)片岩()や緑簾(石)片岩()などともいう。 さらに、源岩の種類を冠して、泥質片岩()、砂質片岩()、礫岩片岩()、あるいは塩基性片岩()などという呼び方がされることもある。これは、結晶片岩中の造岩鉱物の組み合わせや化学組成を用いて変成条件の推定や変成史を議論する場合に、源岩の化学組成により、おおまかな区別をしておくことに意味があるからである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「結晶片岩」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Schist 」があります。 スポンサード リンク
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