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紋三郎稲荷(もんざぶろういなり)は古典落語の演目の一つ。 ==あらすじ== ===導入=== 人を化かす獣の双璧といえば狐と狸。 しかし、丸々とした風貌からどこか愛嬌のある狸に比べ、狐は鋭角的でスマートであり、それがかえって狡猾的な印象を与えてしまいあまり評判がよくない。 そんな狐も、お稲荷様にかかれば、お使い姫として敬われることもある。 常陸国笠間は通称「紋三郎稲荷」と呼ばれる笠間稲荷の門前町であり、牧野家八万石の城下町。 この牧野家の家臣である山崎平馬という侍、江戸勤番を命じられたものの風邪を引いて寝込んでしまい一行から遅れること三日過ぎて出立ということになった。 時は寒風吹き荒ぶ季節、なるべく暖かい格好をと、平馬は狐の胴服という狐を丸々一匹使った毛皮のコートを着込み、その上から割羽織を羽織って笠間を後にする。 水戸街道を西へと下り、取手(当時は「とって」と呼ばれた)の渡しを越えたのが八つ過ぎ。 折から吹き降ろす筑波颪を袖で避けるようにやってくると駕籠屋が客待ちをしている。 平馬が「松戸まで行きたいがいくらだ」と訊ねると駕籠屋は「800(文)いただきたい」 「ならば酒手ぐるみ1貫(=1000)文でどうだ」 「ありがとうございます」 交渉成立。駕籠に乗り込む平馬。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紋三郎稲荷」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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