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(n) heraldry =========================== ・ 紋 : [もん] 【名詞】 1. (family) crest 2. coat of arms ・ 紋章 : [もんしょう] 【名詞】 1. crest 2. coat of arms ・ 紋章学 : [もんしょうがく] (n) heraldry ・ 章 : [しょう, あきら] 【名詞】 1. (1) chapter 2. section 3. (2) medal ・ 学 : [がく] 【名詞】 1. learning 2. scholarship 3. erudition 4. knowledge
紋章学(もんしょうがく、)とは、中世ヨーロッパ以来貴族社会において用いられてきた、氏族・団体・地方の紋章の意匠考案や紋章記述を行う慣習であり、また、この紋章を様々な共通点又は相違点から整理・分類することによって体系化し、そこからその意義や由来を研究する学問である。 「ヘラルドリー (Heraldry) 」という英単語には、日本では「紋章学」などの言葉が訳語にあてられることが多い。しかしheraldryの概念は本来学問にとどまるものではない。一般的には、紋章官 (officers of arms) の職務と責任にまつわるさまざまな事案をさす〔Stephen Friar, Ed. ''A Dictionary of Heraldry''. (Harmony Books, New York: 1987), 183.〕し、最も広く捉えるなら、コート・オブ・アームズ及びヘラルディック・バッジ (Heraldic badge) の意匠・図案を考案、表示、記述、記録する人の営みである。この概念は「歴史速記術 (the shorthand of history) 」〔Arthur Charles Fox-Davies, ''A Complete Guide to Heraldry'', (Thomas Nelson, 1925).〕とか「歴史の庭をふちどる花壇 (the floral border in the garden of history) 」〔Iain Moncreiffe & Don Pottinger, ''Simple Heraldry'' (Thomas Nelson, 1953).〕など、さまざまに形容されてきた。 本項は「紋章学」を項目名とするものの、学問にとどまらず、ヘラルドリーのさまざまな側面を記述する。そのため、客観的な研究の主題としてのヘラルドリーを「学問としての紋章学」と呼び、人の営為としてのヘラルドリーを「慣習としての紋章学」と呼ぶ。 == 2つの側面 == === 慣習 === 慣習としての紋章学の起源は、戦闘に参加している者の顔が鉄鋼製の兜で隠れている際に個人を識別する必要性にあった〔John Brooke-Little. ''An Heraldic Alphabet''. (Macdonald, London: 1973),2.〕。今日用いられている紋章の記述体系は、紋章官の手によって芸術の黎明期から発達してきたものである。この記述体系には、エスカッシャン(シールド)、クレスト及び存在するならばサポーター、モットーその他のしるしの説明が含まれている。これらの原則を理解することは、紋章学を適切に実践するにあたっての重要な鍵のうちの1つになる。国ごとに原則は若干異なるが、それぞれの支配権の及ぶ範囲で持ち越される面がある。 慣習としての紋章学はおよそ900歳を迎えるが、いまだに活用され続けている。ヨーロッパをはじめとして世界中の多くの都市と町では、現代でも紋章をそのシンボルとして使用している。個人の紋章も法的に保護され、合法的なものとして扱われており、世界中で使われ続けている。現代でもイギリス(イングランド、スコットランド)及びカナダでは紋章院を置いており、管轄地域の紋章の管理や新たな紋章の授与を行っている。 近代に至り、紋章の原則の体系は、学問としての紋章学に発展した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紋章学」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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