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納屋橋(なやばし〔愛知県の地名・発行年1981年、P.132〕〔名古屋の史跡と文化財・発行年1997年、P.235〕)は、名古屋市中心部のメインストリートである広小路通の堀川に架かる橋である。納屋橋周辺の繁華街を含めた地域の総称として用いられる場合もある。 == 歴史 == 1610年(慶長15年)の堀川掘削とともに架けられた「堀川七橋」の1つである。橋が架けられた当時の納屋橋界隈は名古屋城下の南端にあたり、西の烏森と町を結ぶ柳街道が走っていた。名称の由来は、橋の西側に魚屋(なや)、または納屋が多くあり、そこからつけられた地名の納屋町から採られたという説と、橋の南東に尾張藩の米蔵が多くあったことからつけられたとする説の2つがある〔。 1886年(明治19年)に広小路通が名古屋駅前まで延伸された事と共に鉄骨製の橋に改修され、1898年(明治31年)からは名古屋市電栄町線が橋上を走るようになった。その後、1913年(大正2年)に橋が改築された際には竣工に合わせて渡り初めが行なわれ、その様子を見ようと6万人あまりが訪れたという。この際に渡り初めを行なった二組の「三世代揃った夫婦」の一方であった和菓子店「伊勢屋」はこの後に屋号を「納屋橋饅頭」と改めて現在に至っている。現在の橋は1981年(昭和56年)に架けかえられたもので、前代のものを引き継いだ、中央部にテラスを持つ青銅鋳鉄の欄干が特徴のアーチ橋となっている。橋の下に取り付けられたアーチは無くても問題はないが、前代の面影を残すために飾りとして残された〔。アーチとともに外観上の特徴である欄干は前代の橋のものがそのまま使われており、堀川開削を行ったとされる福島正則にちなみ福島家の家紋が施されている〔。また、上流側のアーチには濁点を取った「なやはし」の文字が記されている。 納屋橋は1989年(平成元年)に名古屋市の都市景観重要建築物等に指定されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「納屋橋」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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