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紙コップ(かみコップ、)は、飲料水などを入れるための、使い捨ての紙製コップ。円錐台を逆さにした形をしているものがほとんどで、スタッキング(積み重ね)が可能である。 耐水用にごく薄いポリエチレンが貼られているものもある。ポリエチレンは加熱によって110°C前後で溶け出すこともあり、電子レンジ・オーブン・オーブントースターなどでの使用は推奨されていない〔よくいただくご質問|株式会社 日本デキシー 〕。 == 歴史・用途 == 起源はアメリカ合衆国といわれる。それは1908年〔1907年説もある。 (ステークホルダーとしての『責任ある消費者』と持続可能な消費|大和総研 )〕にヒュー・ムーアによって飲料水販売機用に作られたもので、後に「デキシー・カップ」という商品名で販売され普及していった。当時、結核菌蔓延防止のため、カンサス州で列車内をはじめとする公共の「ブリキ製共同コップ」の使用が禁止され、他の州でも共同コップ使用の禁止がされていったという背景もある〔柏木博『日用品の文化誌』〕。 日本製のものは、飲料用でなくアイスクリーム用から始まったといわれる。古いものでは、東洋製罐が1930年に、アイスクリーム用紙コップの原形ともいえる「紙製アイスクリーム容器製造機」を開発し、実用新案を公告した〔製品情報|東罐興業 〕。 自動販売機、花見、ポップコーン、検尿、糸電話などにも用いられる。1970年のよど号ハイジャック事件では、メモ代わりとして機内外の情報連絡手段として活用された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紙コップ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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