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紙巻きたばこ(かみまきたばこ)とは、刻んだタバコの葉を紙で巻いてあるたばこのことである。シガレット()とも呼ばれる。 パイプなどと違い他の喫煙器具を要せず、着火装置さえあればたばこ単体でそのまま喫煙可能なように加工されているため広く普及しており、特に日本では単に「たばこ」と言えば紙巻きたばこを指す事が殆どである。 ''なお、たばこ全体に係る内容については、喫煙の項を参照。'' == 構造と材質 == 形状は刻みたばこを紙で筒状に巻いたもので、太さは7mm程度〔紙巻たばこの太さは直径ではなく円周で表示するのが一般的 -出典 日本専売公社『たばこの話あれこれ』p.100〕で長さは85㎜から100㎜程度が一般的であるが〔JTたばこワールド・たばこの構造 2012.8.30閲覧〕、太さ5.4㎜程度の物〔や9㎜近いものもある〔日本専売公社『たばこの話あれこれ』日本専売公社、1976年、p.100〕あり、長さも短いものは65㎜程度の物もある〔。 たばこを巻く紙はシガレットペーパーまたはライスペーパーと呼ばれるが〔、ライスペーパーと言っても原料は稲ではなく、紙の材料は主に麻〔やパルプである〔。紙の燃える臭いを押さえ燃焼速度を刻みたばことあわせるためにシガレットペーパーには炭酸カルシウムが加えられており、また国によっては紙にアンモニウム、フォスフェート、炭酸マグネシウム、酒石酸カリウム、酒石酸ナトリウムなどが加えられることも有り、たばこの味に悪影響を与えないように各製造業者ごとに工夫がこなされている〔。 たばこ葉には匂いをよくするために香料が加えられることが多く、よく使われる香料には糖類、ココア、カンゾウ、メンソール、ラム酒、バニラ等がある〔。これらの香料はタバコの葉に直接染みこませたり、フィルターもしくはシガレットペーパーに染み込ませたりされる。 紙巻たばこの吸い口は、大別して3種ある。 *口付(くちつき)……ストロー状の巻紙(口紙という)の吸い口が付いたもの。口紙をつぶして吸う。現在日本では製造されていない。 *両切(りょうぎり)……刻んだタバコ葉を紙で巻き両端を揃えて切ったもの。口付たばこの次に登場した。現在日本ではゴールデンバットやショートピースが両切りである。 これらは注意しないと刻みたばこ葉が口に入ってくるものである。 *フィルター付き……現在のほとんどの紙巻たばこの形である。国産では、1957年(昭和32年)、「ホープ」が最初。〔日本専売公社東京工場・工場史編集委員会 編著『たばこと共に七十余年』日本専売公社東京工場発行、1982年、pp.5-10〕 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紙巻きたばこ」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cigarette 」があります。 スポンサード リンク
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