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(n) paper making・ 紙漉き : [かみすき] (n) paper making
紙(かみ)とは、植物などの繊維を絡ませながら薄く平(たいら)に成形したもの。日本工業規格 (JIS) では、「植物繊維その他の繊維を膠着させて製造したもの」と定義されている〔日本印刷技術協会編、『製本加工ハンドブック 〈技術概論編〉』日本印刷技術協会(2006/09 出版)、ISBN: 9784889830880〕。 == 概要 == 広義の紙は、直径100マイクロメートル以下の細長い繊維状であれば、鉱物、金属、動物由来の物質、または合成樹脂など、ほぼあらゆる種類の原料を用いて作ることができる〔原 p.71-147 4.洋紙のレシピ〕。例えば、不織布は紙の一種として分類されることもある。しかし一般には、紙は植物繊維を原料にしているものを指す〔。製法からも、一般的な水に分散させてから簀の子や網の上に広げ、脱水・乾燥工程を経て作られるもの以外に、水を使用しない乾式で製造したものも含まれる。 紙の用途は様々で、原初の紙は単純に包むための包装用に使われた〔原 p.15-33 1.紙の来た道“ペーパーロード”〕。やがて筆記可能な紙が開発され、パピルスや羊皮紙またはシュロ・木簡・貝葉などに取って代わり情報の記録・伝達を担う媒体として重宝された〔。 やがて製法に工夫がこらされ、日本では和紙の技術確立とともに発展し、江戸時代には襖や和傘、提灯・扇子など建築・工芸材料にも用途を広げた〔原 p.35-59 2.文化が育てた“紙”、紙が育てた“文化”〕。西洋では工業的な量産化が進行し、木材から直接原料を得てパルプを製造する技術が確立された〔。 19世紀に入るとイギリスでフルート(段)をつけた紙が販売され、瓶やガラス製品の包装用途を通じて段ボールが開発された。さらにクラフト紙袋など高機能化が施され、包装用としての分野を広げ現在に至る。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紙」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Paper 」があります。 スポンサード リンク
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