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紙製薬莢とは、小火器が用いる多様な種類の弾薬の中の一種で、金属製薬莢が出現する以前に使用されていたものである。こうした弾薬は紙製の筒もしくはコーン状に成型されたものに弾頭と発射薬を詰めて構成された。また少数の例では雷管や潤滑剤、銃身の詰まりを防ぐための薬剤が使われた。燃尽式薬莢は紙製薬莢であり、これは紙が点火によって完全に燃え尽きやすくなるよう、酸化剤で処理したものである。 == 歴史 == 紙製薬莢は手で携帯できる長さ程度の銃器に採用されており、いくつかの書籍に拠れば、これらが使用され始めた年代は14世紀後半に立ち戻ることとなる。ドレスデンの博物館には紙製薬莢の使用年代として1591年を示す証拠があり、また一方、歴史家は1586年にキリスト教の兵士によって紙製薬莢が使われたことに注目している。また、カポ・ビアンコは1597年、紙製薬莢がナポリの兵士によって長らく用いられていたことを著述した。こうした弾薬の使用は、17世紀までに広範に伝播した。日本でも火縄銃伝来以降に独自に工夫され、弾丸・紙製薬莢・火薬のセットを「早合」と呼んだ。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紙製薬莢」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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