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シタン(紫檀)は、マメ科ツルサイカチ属 のうち、銘木として利用される数種の木本の総称である。 古来日本に紫檀として輸入されてきた銘木は2種あり * ケランジィ * マルバシタン である〔。このシタンは、コクタン(黒檀)、タガヤサン(鉄刀木)と共に、唐木三大銘木とされる。 現在では、このほかにもいくつかの種がシタンとされ、最も広義のシタンは、ツルサイカチ属を含む数属に分散する。ただし「紫檀」をツルサイカチ属に限定すべき、あるいは、ツルサイカチ属とインドカリン属 に限定すべきだという意見もあり、ツルサイカチ属・インドカリン属以外を「紫檀系」とする語法もある〔仏壇産業の現状と今後のあり方に関する研究会 報告書 - 経済産業省製造産業局日用品室 (2011)〕〔。 複数種の総称としてのシタンは学術的な用語ではないが、シタンを総称とせず特定の種の和名とすることもある。ただしその種は一定せず、 * ケランジィ 〔JLogos「シタン」 〕 * コウキ 〔『日本万有大事典 19 植物』(小学館 1972) 佐藤正己「シタン」〕〔『日本大百科全書』(小学館 1987) 小林義雄「シタン」〕 * カリン 〔日本のレッドデータ検索システム : シタン 〕 のいずれかとされる。 == 他言語での相当語 == シタンは (ローズウッド)の訳語でもある〔『リーダーズ英和辞典』初版(研究社 1984)「rosewood」〕(シタンを特定種の和名とする場合は は「紫檀類」とすることもある〔)。 もシタン同様にあいまいな言葉だが、 はツルサイカチ属のいくつかの種であるとされる。 中国語では「」は、インドカリン属のいくつかの種〔、特にカリン 〔紫檀 Pterocarpus indicus willd. 2014-10-03閲覧〕のことである。ただし、日本の「シタン」に当たるのはこれではなく「」で〔、ツルサイカチ属のいくつかの種〔、特に 〔黄檀 Dalbergia hupeana Hance 2014-10-03閲覧〕のことである。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「シタン」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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