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細胞(さいぼう)とは、全ての生物が持つ、微小な部屋状の下部構造のこと。生物体の構造上・機能上の基本単位。そして同時にそれ自体を生命体と言うこともできる〔生化学辞典第2版、p.531-532 【単細胞生物】〕。 細胞を意味する英語の「」の語源はギリシャ語で「小さな部屋」を意味する語である。1665年にこの構造を発見したロバート・フックが自著においてと命名した。 == 概要 == 細胞は、生物の原始的な形態である単細胞生物(細菌・原生生物など)〔生化学辞典第2版、p.802 【単細胞生物】〕では個体そのもの、複雑な多細胞生物では組織を構成する基本的な単位である〔。全ての生物がこの小部屋状の下部構造「細胞」から成り立ち、一般に「生物の最も基本的な構成単位」と認められ〔田村(2010)、p.3-4、Ⅰ細胞生物学の基礎、1.生物と細胞、1-1細胞は生物の単位〕、細胞を持つことが生物の定義のひとつとされることもある〔田村(2010)、p.2、Ⅰ細胞生物学の基礎、1.生物と細胞〕。この考えではウイルスやウイロイドは、細胞を持たず代謝を行わないことや自己増殖ができない点などから、生物とはみなされない〔。 細胞には、細胞質と外界を隔てる膜構造に包まれ、内部には解糖系・クエン酸回路などの代謝する経路〔生化学辞典第2版、p.777-778 【代謝経路】〕などを担い生命活動を恒常的に行う器官を持ち、自己再生と複製をするための遺伝情報とそれを発現させる機能が備わっている〔〔解剖学第2版、p.2-10、細胞〕。 生物は多様であり、分類するドメインは複数ある。このうち、遺伝を担う共通の物質であるDNAがどのような形態に置かれているかによって、細胞そして生物は2種類に分類される〔田村(2010)、p.7-8、Ⅰ細胞生物学の基礎、1.生物と細胞、1-3生物を二つに分類する〕。DNAを保持するはっきりした構造を持たないものを原核生物(前核生物)と言い〔、その他の細胞小器官(オルガネラ〔生化学辞典第2版、p.239 【オルガネラ】〕)も持たない〔生化学辞典第2版、p.440-441 【原核細胞】〕。このような細胞は原核細胞(前核細胞・裸核細胞)と呼ばれる〔生化学辞典第2版、p.440 【原核細胞】〕。これに対し、DNAを包むはっきりした核を持つ細胞が真核細胞(被核細胞・有核細胞)であり、明確な細胞小器官も見られる〔〔生化学辞典第2版、p.666 【真核細胞】〕。細胞分裂においても、真核細胞が有糸分裂を行うのに対し、原核細胞は行わない〔。 さらに生物には、一つ一つの細胞が独立して生きていくような単細胞生物から、同じような細胞が集まって群体を形成して一緒に生きていくようなもの、また一つ一つの細胞に分かれては生きていけないほどまでに特殊化した細胞からなる多細胞生物まで、様々な形態がある〔。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「細胞」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Cell (biology) 」があります。 スポンサード リンク
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