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紹巴抄[しょうはしょう]
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・ 巴 : [ともえ] 【名詞】 1. huge comma design
紹巴抄[しょうはしょう]
紹巴抄(しょうはしょう)とは、源氏物語の注釈書。 == 概要 == 連歌師里村紹巴により著されたものである。1563年(永禄6年)に受けた三条西公条による源氏物語の講釈をまとめたもので、1564年(永禄7年)に作業を始めたが、1565年(永禄8年)春の成立と考えられている〔小川陽子「『源氏物語抄(紹巴抄)』と先行注釈--三条西公条との関わりを中心に」『国文学攷』第202号、広島大学国語国文学会、2009年(平成21年)6月、pp. 33-45。 〕。多くの写本が存在するが、書名が異なるだけでなく内容にも異同が多い。江戸時代に入ると源氏物語の注釈書の中では最も早く版本(古活字本や製版本)として刊行されて広く読まれるようになった〔小川陽子「『源氏物語抄(紹巴抄)』の展開と享受--猪苗代家の関与を中心に」東京大学国語国文学会編『国語と国文学』第84巻第4号 (通号第1001号)、ぎょうせい、2007年(平成19年)4月、pp. 29-41。 〕が、版本の記述には後代の加筆の跡が認められる〔妹尾好信「『源氏物語抄(紹巴抄)』の古活字本と製版本」広島大学大学院文学研究科編『広島大学大学院文学研究科論集』第64号、広島大学大学院文学研究科、2004年(平成16年)12月、pp. 11-24。 〕〔妹尾好信「『源氏物語抄(紹巴抄)』の古活字本から整版本へ--項目異同から見た改訂の様相」広島大学大学院文学研究科 編『広島大学大学院文学研究科論集』第65号、広島大学大学院文学研究科、2005年(平成17年)12月、pp. 51-70。 〕〔妹尾好信「講釈聞き書きから注釈書へ--『源氏物語抄(紹巴抄)』の写本、古活字本、そして製版本」『国文学攷』第192・193合併号(中世文学・日本語学特集号)、広島大学国語国文学会、2007年(平成19年)3月、pp. 1-9。 〕。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「紹巴抄」の詳細全文を読む
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