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綸言汗の如し(りんげんあせのごとし)とは、皇帝が一旦発した言葉(綸言)は取り消したり訂正することができないという中国歴史上の格言。 「綸言」の出典は孔子の「礼記」緇衣篇である。原文では「王言如絲,其出如綸;王言如綸,其出如綍」〔中國哲學書電子化計劃 〕となっており、王のちょっとした言葉(絲=細い糸)が重い意味(綸=太い糸)を持つとの教訓である〔Yahoo!Japan辞書 大辞泉「綸言」 〕。 「汗の如し(如汗)」の出典は漢書劉向伝であり〔Yahoo!Japan辞書 大辞泉「綸言汗の如し」 〕、原文は「言号令如汗,汗出而不反者也」である〔www.hoolulu.com 〕。 == 概要 == 古来より、皇帝など国家の支配者の発言は神聖であり絶対無謬性を有するとされ、臣下が疑念や異議を差し挟むことは不敬とされた。 このため、一旦皇帝より発せられた言葉は仮に誤りがあっても、それを訂正することは皇帝が自らの絶対無誤謬性を否定することになり、皇帝の権威を貶めてしまうためタブーとされた。 このため、「綸言汗の如し」(皇帝の発言は、かいてしまった汗のように体に戻すことができない)という古典典籍の言葉を引用、格言として軽率な発言やその訂正を戒めた。 この慣例は発言のみならず文書にも適用され、清の乾隆帝が先に入手した黄公望の「富春山居図」模本に賛を記入してしまったため、後に入手した真本に賛を入れることが出来なかったという故事が残されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「綸言汗の如し」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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