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1. (n,vs) general mobilization 2. general mobilisation =========================== ・ 総 : [そう] 1. (n,pref) whole 2. all 3. general 4. gross ・ 総動員 : [そうどういん] 1. (n,vs) general mobilization 2. general mobilisation ・ 動 : [どう] 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion ・ 動員 : [どういん] 1. (n,vs) mobilization 2. mobilisation ・ 員 : [いん] 1. (n,n-suf) member
動員(どういん)とは通常何らかの目的の為に物資・人員を集中することをいう。現代では、例えば映画やイベントなどにおける集客数の意味でも「動員数」という言葉が使用されている。しかし、元々は軍事用語からの転用であり、この項目では軍事用語としての「動員」を解説する。 動員は19世紀後半から第一次世界大戦後までの間、全ての主権国家が恫喝や戦争遂行のために準備していた軍事的手段。動員によって軍隊は平時編制から戦時編制に移行し、この時期の軍隊においては動員の主任務は兵を召集することにあった。 動員の下地である近代徴兵制度はフランス革命後のフランス共和国において初めて実施され、1850年代のプロシアが国民皆兵を実施し普仏戦争に大勝したことにより、その後数十年の陸軍の基本が徴兵と動員に決定した。 近代において動員と召集はほぼ同義であるが、現代においては戦時編制に移行する際に兵の召集を行わないために、動員の意味は変化している。 == 原因 == === 徴兵国家 === 近世の独仏等の徴兵国家の陸軍は平時は将校過多の状態であり、動員によって将校と兵士のバランスが取れた。国家が動員をかけるということは、その国が近隣諸国に戦争を仕掛ける予兆であり、大国と小国の場合は恫喝、大国同士の場合は挑発の効果となる。動員が長引けばそれだけ仮想敵国に時間を与える事になるので、動員は国家の輸送網を最大限に利用して行われた。 戦時に国民を動員するためには、国家が平時から国民を兵士として訓練する必要がある。近代国家が徴兵令によって成年に達した国民を部分的にしろ徴兵し、そこで数年訓練を行う。彼らが戦時に兵卒として動員される。当然ながら、動員をかける際には訓練の記憶が新しく、体力的にも優れている若い方からなされる。 19世紀後半においては、徴兵訓練人口が多ければ多いほどその国の潜在的軍事力が高いということになっており、これは特に間違いではなかった。部分動員の場合であっても徴兵人口が多ければ多いほど、一個師団を充足するための人員を狭い範囲から集められるので、各国は徴兵人口の増加に心血を注いだ。このためヨーロッパ大陸諸国はこぞって徴兵人口を増やし、第一次世界大戦開戦時には、ドイツ・フランス両国の徴兵人口は成年男子の6割に達した。両国が高い徴兵人口率を達成できたのは、陸続きの国家は敵の侵入に対し、軍事的にも政治的にも可及的速やかに撃退力を有した陸軍を編成して撃退しなくてはならないという問題があるからである。独仏は、普仏戦争でも矛を交えておりエルザス・ロートリンゲンの問題のために当時は犬猿の仲で、互いに競って徴兵人口率を上げていた。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「動員」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Mobilization 」があります。 スポンサード リンク
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