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緑山スタジオ・シティ(みどりやまスタジオ・シティ)は、東京放送ホールディングス(TBSHD)が所有するテレビスタジオの名称であり、またその運営会社の名称(株式会社緑山スタジオ・シティ)である。略称はMSC。 ==概要== 本来の「緑山スタジオ」は、東京放送(現:東京放送ホールディングス)がかつて「郊外への社屋移転計画」を打ち出し、そのための用地として取得された場所がこの地(当時の地名:横浜市緑区奈良町→緑区緑山)であった。しかし現実問題として、完成当初から「(東京から)遠い」、「他局との掛け持ちがしにくい」等の理由から出演者からの評判はあまり良くなかった為、この地においてすべての番組制作を行うことは不可能であったため、パッケージ番組の収録に特化した設備及び制作拠点として開設させた。開設当初は東京放送が直接管理をしていたが、運営の合理化など諸事情から、管理・運営の専門子会社として「株式会社緑山スタジオ・シティ (MSC)」を発足させ、現在は東京放送ホールディングスが本スタジオの土地・建物を所有し、至っている。 「緑山スタジオ」では、殆どのや、一部バラエティ番組の収録が行われている。また、東京メディアシティ(東京都世田谷区砧)にあるTBS砧スタジオの管理・運営業務をMSCが受託している。 基本的には貸しスタジオであり、M1スタジオや正面玄関・ロビーを中心として、TBS系に限らず、TBS以外の在京キー局・在阪準キー局・NHK・東海テレビ等が制作・放送するドラマなどテレビ番組の収録も多い他、映画、CM撮影等にも使われている。 「緑山スタジオ」は、もともと広大な土地を確保していたため、以前赤坂本社敷地内にあったゴルフ練習場を当地に移転させた他、屋外にセットを常設した形の「オープンセット」用スペースも確保し、かつてはドラマ用の架空の住宅地やローソンのCM撮影専用に作られた住宅地、さらにはバラエティ用の常設アトラクションセットなどとしても使用された。1990年には時代劇『浮浪雲』(ビートたけし版)でオープンセットに江戸時代の街並みが再現されて撮影に使われた。また、2005年には単発ドラマ『涙そうそうプロジェクト・広島 昭和20年8月6日』でオープンセットに原爆投下前の広島市街地が再現されて撮影に使われ、2009年はドラマ『こちら葛飾区亀有公園前派出所』の第1話で両津勘吉たちが神輿を担ぐシーンの一部がオープンセットで撮影された。 スタジオ数は当初4。地上デジタル放送への対応も踏まえ、2000年代に5つ目のスタジオ(完全ハイビジョン対応)をスタジオ北側に増設し、2010年3月現在では5つのスタジオで運用している。 ハイビジョン対応については新設のM5スタジオから順次整備を進めて、現在は全スタジオが対応している。 アメリカ合衆国で放送されている『SASUKE』(Ninja Warrior)ではMt.Midoriyamaと呼ばれている。 公式サイトによると、同敷地内に「TBS番組センター棟」があるが、TBS側、同社には詳細が明記されていないものの、同棟を手がけた有限会社エー・シー・エフの施工実績では2009年(平成21年)に「TBS番組センターテープ保管庫・新築工」の記載がある。 東京都道・神奈川県道139号真光寺長津田線(こどもの国通り)が敷地を2分する形で貫通している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「緑山スタジオ・シティ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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