翻訳と辞書
Words near each other
・ 線形代数
・ 線形代数学
・ 線形代数学用語一覧
・ 線形位相空間
・ 線形作用素
・ 線形写像
・ 線形分離不可能
・ 線形分離可能
・ 線形分類器
・ 線形力学系
線形加速器
・ 線形加速定理
・ 線形動物
・ 線形動物門
・ 線形化
・ 線形化 (第一原理バンド計算)
・ 線形合同法
・ 線形四分子
・ 線形回帰
・ 線形回帰数列


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

線形加速器 : ミニ英和和英辞書
線形加速器[うつわ]
linear accelerator
===========================
線形 : [せんけい]
 【名詞】 1. (1) line 2. straight alignment 3. (2) (gen) (math) linear
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
: [か]
 【名詞】 1. addition 2. increase 
加速 : [かそく]
 【名詞・動詞】acceleration, accelerate
加速器 : [かそくき]
 (n) (electron) accelerator
: [うつわ]
 【名詞】 1. (1) bowl 2. vessel 3. container 4. (2) ability 5. capacity 6. calibre 7. caliber 
線形加速器 ( リダイレクト:加速器 ) : ウィキペディア日本語版
加速器[かそくき]
加速器(かそくき、particle accelerator)とは、荷電粒子を加速する装置の総称を言う。原子核/素粒子の実験〔原子核/素粒子の加速器実験には加速された粒子を固定標的に当てるフィックスドターゲット実験と、向かい合わせに加速した粒子を正面衝突させるコライダー実験がある。
〕に用いられるほか治療などにも応用される。
== 概要 ==
α線の散乱実験などで業績のあったアーネスト・ラザフォードは、天然放射性物質から出る α 線(エネルギー値 7.7MeV)を窒素原子核に当てることで窒素原子核が破壊されることを発見した(1919年)。これが最初の原子核の破壊実験であった。この発見から、荷電粒子(イオン、電子)に 7.7MeV 程度のエネルギーを持たせる電位をかけて加速し、対象となる原子核に当てる(原子核にエネルギーを与える)ことで人工的に原子核が破壊できるのではないかと考えられた。
1932年にコッククロフト(Cockcroft)とウォルトン(Walton)は、当時から良く知られていた倍電圧整流回路を改良拡張することで 800kV の高電圧と、それに耐えるイオン加速管を開発し、加速した陽子を当てることでリチウム原子核を人工的に他の原子核に変換させることに成功した〔ラザフォードの実験により必要なエネルギー量は 7.7MeV 程度必要ではないかと考えられていたが、この実験により結局 200keV 以下でも原子核変換が可能であることが判明した。〕。またこの実験により、特殊相対性理論からの帰結である E = mc2 が定量的に検証されるなど、加速器による原子核研究の端緒を開いた〔物理学会(1981) pp.2-3〕。
この実験の成功を契機に既に盛り上がっていた加速器開発及び原子核研究はさらに勢いを増し、原子核を構成する陽子や中性子も破壊するための巨大加速器の建設が進んで行った。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「加速器」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Particle accelerator 」があります。




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.