翻訳と辞書
Words near each other
・ 線形汎函数
・ 線形汎関数
・ 線形混合モデル
・ 線形演算子
・ 線形独立
・ 線形空間
・ 線形符号
・ 線形精子
・ 線形系
・ 線形素子
線形累積損傷則
・ 線形結合
・ 線形結晶無酸素銅
・ 線形葉
・ 線形補間
・ 線形解読法
・ 線形計画
・ 線形計画問題
・ 線形計画法
・ 線形論理


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

線形累積損傷則 : ミニ英和和英辞書
線形累積損傷則[せんけいるいせきそんしょうそく]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

線形 : [せんけい]
 【名詞】 1. (1) line 2. straight alignment 3. (2) (gen) (math) linear
: [けい, かたち, ぎょう]
  1. (suf) shape 2. form 3. type
: [ふち, るい, かさね]
 【名詞】 1. trouble 2. evil influence 3. implication 4. involvement
累積 : [るいせき]
  1. (n,vs) accumulation 
: [せき]
 【名詞】 1. (gen) (math) product 
: [そん]
  1. (adj-na,n,n-suf,vs) loss 2. disadvantage 
損傷 : [そんしょう]
  1. (n,vs) damage 2. injury 
: [しょう]
 【名詞】 1. wound 2. injury 3. hurt 4. cut 5. gash 6. bruise 7. scratch 8. scar 9. weak point

線形累積損傷則 : ウィキペディア日本語版
線形累積損傷則[せんけいるいせきそんしょうそく]

線形累積損傷則(せんけいるいせきそんしょうそく、linear cumulative damage rule, linear cumulative damage hypothesis)とは、材料の疲労において、物体が一定波形ではない変動応力を受けるときに、疲労破壊までの寿命を予測する経験則である。
対象となる材料のS-N曲線における一定応力振幅の繰返し応力 ''σ''i に対する破断繰り返し数を ''N''i とする。この材料の物体に、''σ''iが単独で破断繰り返し数以下で ''n''i 回繰り返されたとき、このときの疲労損傷度(''liner cumulative damage'')を ''ΔD''i で表す。
:\Delta D_i = \frac
さらに、様々な異なる応力振幅の''k''個の繰返し応力 ''σ''1, ''σ''2, … ''σ''i, … ''σ''k が、それぞれ単独に ''n''1, ''n''2, … ''n''i, … ''n''k 回繰り返されたとする。この物体に累積した疲労損傷 ''D'' を各疲労損傷 ''ΔD''1, ''ΔD''2, … ''ΔD''i, … ''ΔD''k の線形和で表せば、
: D = \sum_^k \Delta D_i = \sum_^k \frac
となり、''D'' が以下のように1に達したときに疲労破壊に至ると考えるのが線形累積損傷則の基本的考え方である。
:D = \sum_^k \frac = 1
以上の寿命予測方法は1924年にパルムグレン(Palmgren)により発表され、1945年にマイナー(Miner)により広められたため、パルムグレン-マイナー則(''Palmgren-Miner rule'')あるいは単にマイナー則(''Miner's rule'')と呼ぶ。
マイナー則では、疲労限度以下の応力振幅については、破断応力は ''Ni'' = ∞ と考えて疲労損傷に影響を与えないとしている。しかし、変動応力下では疲労限度以下の応力でも疲労損傷を増加させる場合があるため、S-N曲線の時間強度部分をそのまま直線で疲労限度以下まで延長した修正マイナー則(''modified Miner's rule'')が実際には良く使用されている。
線形累積損傷則を利用して寿命を予測するには、実働応力の応力頻度分布(発生する ''σ''i とそれに対する''n''i の組)を求める必要がある。このために種々の応力頻度計数法が提案されており、遠藤らにより提案されたレインフロー法が良く使用されている。
== 脚注 ==


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「線形累積損傷則」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.