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缶切り(かんきり)とは、缶詰の蓋を切断しながら開封するために用いる道具である。 == 概要 == 1810年、イギリスのピーター・デュラントの発明による缶詰はハンマーとのみ、戦場では銃剣によって開封されていたが、1858年、アメリカ合衆国のエズラ・J・ワーナーにより、缶詰に突き立て、引き廻し開ける缶切りが発明された。その約10年後、缶の縁を切る方式が発明された。缶切りの発明以前は、無理にこじ開けることによる銃剣やナイフの破損といった問題も見られた。 コルク抜付き〔意匠分類定義カード(C6) 特許庁〕、栓抜き付き〔、プルタブ起こし(プルタグ起こし)付きのものもある。栓抜きの機能も合わせ持つ缶切りは、道具の両端にそれぞれ栓抜きと缶切りが位置するため、この道具を指して栓抜きと呼ばれる場合もある。 缶切りは、使用者の利き手の違いに対応するため、右利き用と左利き用とがあり、一般に市販されているものの多くは右利き用であるが、少数ながら左手用も存在する。アーミーナイフでも缶切りの付属する物は多いが、こちらも右手用・左手用の両モデルが存在する(一部メーカーのみ)。 かつては、缶詰は缶切りが無ければ開けられなかったが、清涼飲料水では1960年代ごろより、1970年代後半よりは小型の缶の缶蓋でもイージーオープンエンドの採用がすすみ(イージーオープン缶)、大抵は缶切りを用いなくても開栓可能となっているため、一般における缶切りの利用頻度は減少している。 しかし、未だ開封に缶切りを要する缶詰も流通しており、また、陸上自衛隊の戦闘糧食 I型のように、軍事用で空中投下を前提としている為にこのような方式の使えない缶詰では、やはり缶切りが必要であるため、缶に缶切りが付属している場合もある。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「缶切り」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Can opener 」があります。 スポンサード リンク
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