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羅津級フリゲート(ナジンきゅうフリゲート、、)は、朝鮮人民軍海軍のフリゲートの艦級。 == 設計 == 設計に当たっては、ソビエト連邦海軍が1950年代初頭より1970年代にかけて運用していたコラ型フリゲート(42号警備艦)をもとにしており、基本的にはこれの船体を延長したものである。就役時には装備面もほぼ同等であったが、のちに69式 30mm連装機関砲およびSY-1 艦対艦ミサイルを装備することにより、近接防空火力および対水上火力についてはある程度の向上を見ている。 本級の搭載する砲熕兵器については、現在就役中の2隻の間で若干の差異があり、また1980年代を通じて数回の換装が行なわれたこともあって、やや情報が混乱しているのが現状である。 主砲となる100 mm単装砲は手動装填の旧式砲で、管制レーダーは搭載されていない。副砲の57 mm連装速射砲も同様で、特に57mm連装速射砲はオープントップ式の砲架のため、荒天時の操砲・照準には大きな制約を受ける。100 mm単装砲と57 mm連装速射砲は、艦体前部と後部に各1門搭載する。このほか、2-M-3 25 mm連装機関砲を6基搭載しており、対空目標や小型船艇への対処に用いられる。ただし、これも手動操砲である。 艦体中央には、4連装魚雷発射管を1基搭載していたが、改装の際に撤去し、69式 30mm連装機関砲2門とSY-1艦対艦ミサイル発射機2基に換装した。69式 30mm連装機関砲は、ソビエト連邦製のAK-230を中国がコピーしたもので、最初期のCIWSということができる。管制レーダーを1基装備しているため、他の砲熕兵器よりも高度に自動化された機関砲システムで、高速の攻撃機には対処できる。しかし対艦ミサイルに対処できるほどのものではなく、ソ連海軍や中国海軍においては発展型のAK-630に代替されて順次に退役している。SY-1は、有名なソ連製のP-15対艦ミサイルの中国版であり、P-15と共に朝鮮人民軍において広く配備されている。発射機はオーサ型ミサイル艇と同型の固定式で、艦体に平行に搭載されている。しかし前方に艦橋があるため、横風が強い時に発射した場合に艦橋を直撃する可能性が指摘されている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「羅津級フリゲート」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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