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美魔女(びまじょ)は、光文社が発行するファッション雑誌『美STORY/美ST』による造語。才色兼備の35歳以上の女性を指し、「魔法をかけているかの様に美しい」ところからきている〔2011年5月17日放送回『『ぷっ』すま』(テレビ朝日)の企画「話題の雑誌が注目するココ1当てまSHOW!」に出演した『美STORY』編集者の発言より〕。 『美STORY』が月刊化され、のちに『美ST』へ改称されたのちも、誌面で引き続きこの語が用いられている。なお、光文社はこの語を商標登録している。 == 背景 == 2009年8月頃、女性向けファッション雑誌『美STORY』が、40代の女性に必要なのは「美しくなる為の方法」「内側から美しくなる食事」「美しさをキープする習慣」であると提案した。美STORYが季刊誌から月刊誌になることを機に立ち上げられたサイト上で、“7人の美魔女会議”というブログがスタートした時から、美魔女という言葉が広まっていった。その7人は、松島三季、水谷雅子、吉田貴子、上田実絵子、吉田真希子、山本未奈子、潤子ララビュール。ブームのきっかけとなったのは、同誌の編集長・山本由樹が仕掛けた『国民的美魔女コンテスト』だった。2010年11月に開催されたコンテストには、全国から35歳以上の女性が約2,500人集まり、テレビ番組などで取り上げられた結果、「美魔女」という言葉の認知度を一気に上昇させた。 実業家の藤田康人は、『美STORY』編集長・山本由樹のブームの仕掛け方が巧妙であったと述べている。まず、雑誌というブランド力と信憑性の高いメディアから"美魔女"という話題性のある言葉を発信し、実際にコンテストを開催することで、その話題性を急増させた。そして、次にウェブという情報拡散性の高いメディアで読者を投票や書き込みという行為でコンテストに擬似参加させる仕組みは最先端の統合的なマーケティングコミュニケーションの事例といえる、と批評した。また、雑誌の発行部数減少や広告不振など、雑誌というメディアの存在意義そのものが問われていると危機感を持ちながらも、新しい方向性が見出せない業界にとって、この山本の「美魔女ブーム」の仕掛け方は、雑誌メディアの今後のビジネスモデルの新しい形を示しているのではないかとも語った。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「美魔女」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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