|
羯鼓(かっこ、鞨鼓も)は雅楽で使われる打楽器で、鼓の一種。奏者の正面に横向きに置き、先端を団栗状にしてある桴を使って左右両面を打つ。主に唐楽で使われ、曲が始まる合図を出す指揮者の役目を持っており、羯鼓の奏者が桴を手にすることが、他の奏者達に演奏開始を伝達する印となる。高麗楽では三ノ鼓が使われる。 == 構造 == 鼓胴と呼ばれる、中央が俄かに丸く膨らんだ円筒形の筒と、叩いて音を出す鼓面と呼ばれる部分から構成される。鼓面は鉄の輪に馬の皮を貼り付けて作られ、互いの鼓面は張力を増幅させる為に「調緒」と呼ばれる革紐で締め付けられている。調緒を締めたり緩めたりすることで音程を調節することが可能。 鼓胴の部分は、様々な色で彩色されており、多くは花の模様が描かれている。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「羯鼓」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|