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羽地ダム(はねじダム)は沖縄県名護市、二級河川・羽地大川本流に建設されたダムである。 内閣府沖縄総合事務局が管理する多目的ダムで、特定多目的ダム法に基づき建設された国土交通省直轄ダムである。羽地大川の治水と名護市及びその周辺地域にわたる1,217ヘクタールの灌漑、そして1日あたり最大1,217立方メートルの上水道用水を沖縄本島全域に供給する目的を有する。沖縄北部7ダムの一つ。ダムによって形成された人造湖は蔡温あけみお湖と命名された〔内閣府沖縄総合事務局北部ダム統合管理事務所『やんばるのダム』羽地ダム 2012年8月2日閲覧〕。 ==歴史== 沖縄本島では第二次世界大戦後の経済成長などに伴って水の需要が増加し、しばしば水不足に見舞われた。人口が集中する沖縄本島南部だけでは需要を賄いきれなくなる恐れがあることから、水源を沖縄本島北部山間部に求めることになった。羽地ダムについては1966年5月にアメリカ陸軍工兵隊が計画し、1970年より琉球政府建設局が調査を始めた。1972年(昭和47年)の本土復帰により調査は沖縄開発庁に継承され、1981年(昭和56年)に建設事業が始まった。ダム本体は1996年(平成8年)3月に着工、2001年(平成13年)7月に試験湛水が開始され、2005年(平成17年)1月に竣工した〔『羽地ダム工事誌』 P.6〕。1984年(昭和59年)に示された基本計画では総事業費260億円の予定であったが、付け替え道路の変更や地すべり対策、赤土流出対策などの費用が加わり最終的な事業費は700億円にのぼった〔『羽地ダム工事誌』 P.15〕。 なお、羽地ダムは福地ダム(福地川)などと同様に、沖縄振興特別措置法第107条に基づき河川法第10条の特例として、二級河川ではあるが特定多目的ダム法に基づき建設された特定多目的ダムである。このため施工から管理までは一貫して国土交通大臣が行い、国土交通省直轄ダムの扱いを受けるが沖縄県については沖縄総合事務局に管理を委託している〔詳細は日本の多目的ダム一覧#沖縄県を参照。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「羽地ダム」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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