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羽栗郡(はぐりぐん)は美濃国にかつて存在した郡である。 ==沿革== *古くは尾張国葉栗郡の一部であった。安土・桃山期に洪水で木曽川の流路が変わり葉栗郡が分断されてしまったため、美濃側に分断された部分を美濃国に移し、区別のために葉→羽に字が変更された。(同様に分断された中島郡・海西郡は改称されていない) * 「旧高旧領取調帳」に記載されている明治初年時点での支配は以下の通り。(63村) *明治元年12月7日(1869年1月19日) - 磐城平藩が戊辰戦争後の処分により減封。領地は笠松県の管轄となる。 *明治元年 羽栗郡で大規模な領地替えが行われ、本郡内は笠松県・名古屋藩領に再編される。(管轄は上記参照) *明治4年(1871年) *7月14日 廃藩置県により、藩領が名古屋県の管轄となる。 *11月22日 第1次府県統合により、全域が岐阜県の管轄となる。 *明治7年(1874年) *住民の対立激化のため、羽栗郡は間島村の分轄を認め、東間島村と西間島村〔公式文書では西間島村ではなく、石田村と表記されている。これは同じ羽栗郡に西間島村が存在したためと推測される。〕に分離する。 *3月 - 小網島村に各務郡小網村が編入される。 *9月 - 小網島村と上中屋村が合併し、上中屋村となる。 *明治8年(1875年) *園城寺村から河田島村〔園城寺村の枝郷。現・各務原市川島河田町と川島竹早町の一部、川島緑町の一部〕が分離し、栗木村〔現在の笠松町円城寺のうち、岐南町薬師寺9丁目の西に位置する地域。〕を編入する。 *北及村と及新田が合併し北及村が発足。 *馬飼新田の一部をが南之川村に編入する。馬飼新田は同日、島村に改称。 *天王森村と川口村が合併し、川森村が発足。 *坂丸村と加納新田が合併し、坂丸村になる。 *成光村〔現在の岐南町伏屋3丁目付近〕が伏屋村に編入される。 *徳田村と印食新田が合併。徳田村となる。 *下中屋村の一部(字伊八島)が松倉村に編入される。 *権令小崎利準の仲裁もあり、東間島村と西間島村が合併。神置村となる。 *1月 *笠松村、徳田新田、奈良津新田が合併し笠松村となる *長池村、三ツ屋の一部が合併し長池村となる。 *田代村、藤掛村、三ツ屋の一部が合併し田代村となる。 *北船原村、南船原村、町屋村が合併し門間村となる。 *円城寺村が、栗木村を編入し円城寺村となる。 *明治13年(1880年)8月 - 上中屋村から旧・小網島村が分離独立、小網島村となる。 *明治22年(1889年)7月1日 町村制施行(2町46村) *笠松町(笠松村が単独町制。現・笠松町) *中野村、園城寺村、無動寺村、江川村、米野村、長池村、田代村、北及村、門間村(それぞれ単独村制。現・笠松町) *竹ヶ鼻町(竹ヶ鼻村が単独町制。現・羽島市) *南宿村、市場村、北宿村、直道村、坂井村、小荒井村、南之川村(それぞれ単独村制。現・羽島市) *島村 ← 島村、足近新田(現・羽島市) *西小熊村、東小熊村、川森村、本郷村、平方村、浅平村、間島村、坂丸村、不破一色村、森村、光法寺村、南及村(それぞれ単独村制。現・羽島市) *野中村、三宅村、伏屋村、若宮地村、平島村、下印食村、徳田村、上印食村、薬師寺村(それぞれ単独村制。現・岐南町) *柳津村(単独村制。現・岐阜市) *川島村 ← 松倉村、河田島村、笠田島村、小網島村、松原島村(現・各務原市) *下中屋村、神置村、成清村、大佐野村、上中屋村、松本村(現・各務原市) *明治29年(1896年)4月18日 中島郡と合併して羽島郡となった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「羽栗郡」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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