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東京国際空港(とうきょうこくさいくうこう、)は、日本東京都大田区羽田空港にある日本最大の空港である。空港法第四条に定める「国際航空輸送網又は国内航空輸送網の拠点となる空港」であり、同国の国土交通大臣が設置・管理する〔空港法 〕。通称の羽田空港(はねだくうこう)は、飛行機ではなく地名に由来する。 == 概要 == 2010年10月21日に国際線ターミナルが開業し、同年10月31日から国際線定期チャーター便として運航されてきた便は定期便に格上げされた。2014年現在、羽田空港は世界の空港の中で4番目に旅客数の多い空港となっている。 1931年8月25日に「羽田飛行場」として開港以来、日本最大かつ東京、首都圏を代表する空港である。 2010年1月現在、国内線主体でありながら利用者数は世界でも有数の規模を有する。全日本空輸と日本航空、スカイマークなどの国内線ハブ空港である。ただし、純粋な国内線専用空港だったことは一度もない。詳細は「国際線の就航状況」の節を参照。 年間の航空機発着回数は約38万4000回、航空旅客数は約6,670万人でそれぞれ国内最大(2位はいずれも成田国際空港)。航空貨物取扱量は約84.4万トン〔で国内第2位(1日あたり約2246トン。1位は成田国際空港)。 皇族や内閣総理大臣などが政府専用機を使用する場合や、国賓や公賓が専用機や特別機で訪日する際はほとんどの場合、羽田空港を使用する〔ただし、公式実務訪問賓客・実務訪問賓客・外務省賓客などは通常成田空港を使用する。〕。これは羽田空港の方が成田空港より都心に近く、沿道の警備が容易なためである。このため、専用施設としてVIP機専用スポット (V1・V2) や旅客ターミナルビルとは別棟の中に設けられた貴賓室がある。 定期乗り入れ航空会社以外のチャーター便やビジネスジェットの乗り入れも行われている。 日本では数少ない24時間運用が可能な空港の1つである〔ほかには関西国際空港、中部国際空港、新千歳空港、北九州空港、那覇空港。メンテナンスや騒音の影響で完全な24時間運用が可能なのはこのうち関西国際空港のみ。〕。深夜から未明の時間帯にかけては国際線や貨物便〔ヤマト運輸の「超速宅急便」などの高速宅配サービスが行われている。〕が発着するのみとなっている。国内線の各旅客ターミナルビルの開館時間は、定期便の運航時間帯に合わせ、第1旅客ターミナル・第2旅客ターミナルとも5:00 - 24:00ごろとなっている。国際線ターミナルビルの開館時間は24時間である。 空港の設置および空港機能の管理・運用は国土交通省東京航空局東京空港事務所が行ない、国内線各ターミナルビルの管理・運用は日本空港ビルデング株式会社が行なっている。2010年10月に開業した国際線地区については、日本の空港としては初のPFI事業として国との間で事業契約を締結した民間事業者が建設・管理・運用を行っており、国際旅客ターミナルビルについては東京国際空港ターミナル(TIAT=ティアット=)株式会社、国際貨物ターミナルビルについては東京国際エアカーゴターミナル株式会社、国際線地区エプロンについては羽田空港国際線エプロンPFI株式会社が事業を行っている。 東京空港事務所においては、羽田空港に関する飛行場管制業務のほか、羽田空港、成田空港、下総飛行場、木更津飛行場、館山飛行場に関する進入・ターミナルレーダー管制業務を実施している。 また、伊豆諸島の各小規模空港(リモート空港)に関する情報提供等を実施している。なお、コールサインについて、新島空港、神津島空港は「伊豆リモート」、三宅島は「三宅リモート」を使用する。 羽田空港は東京23区内にあり利便性が高い反面、騒音問題・増便規制・小型機の乗り入れ禁止などのいわゆる羽田空港発着枠問題といった緊急に解決が必要な問題が存在する(航空法上の混雑空港にあたる)。これらの問題を解決するため、現在までに沖合展開事業や再拡張事業、横田空域の調整が行われている。空港騒音に関しては羽田空港一帯(羽田空港一丁目 - 羽田空港三丁目、これらに接する地先及び水面)のみ騒音規制法(昭和43年法律第98号)第3条第1項の規定に基づき、大田区長が指定する地域から除外されている。 羽田空港の敷地面積は約1,522ヘクタール、大田区全体の面積のおよそ3分の1を占める。 2014年、スカイトラックスが実施した「Global Airport Ranking 2014」において日本の空港として初めて世界最高水準の5つ星を獲得した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「東京国際空港」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Haneda Airport 」があります。 スポンサード リンク
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