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翔んで埼玉[たま, だま, ぎょく]
『翔んで埼玉』(とんでさいたま)は、魔夜峰央による日本の漫画作品。『花とゆめ』(白泉社)1982年冬の別冊および1983年春の別冊・夏の別冊に3回に分けて連載された。 == 概要 == 本作連載時、作者の魔夜は当時の『花とゆめ』編集長の勧めで出身地の新潟県から埼玉県所沢市に転居していたが、近所に編集長と白泉社の編集部長が居住しており、そのプレッシャーをばねにして執筆したのが本作である。自分が住んでいる土地をおちょくる面白さを狙ったが、第3話まで執筆した後、作者が横浜市に転居してしまい、その後も連載を続けると単に埼玉県に悪意のある作品となってしまうため、連載を中断した。そのため未完である〔魔夜峰央『翔んで埼玉』宝島社、2015年、184〜185頁。〕。なお、本作では埼玉県以上に茨城県もひどい描かれ方をしているが、これは作者の妻が茨城県出身だったため、「身内の地元ならば少しぐらいおちょくってもいい」と考えたためである。ただし、作者の妻はそのため、親戚からクレームをつけられたという〔魔夜峰央『翔んで埼玉』宝島社、2015年、179〜180頁。〕。 1986年に白泉社より短編集『やおい君の日常的でない生活』に収録される形で刊行されたが、このときはあまり話題にならなかった。しかし、2015年に「月曜から夜ふかし」などテレビ番組で紹介された後、インターネット上で話題になり、宝島社より復刊されることとなった。宝島社は当初、初版25000部の発行を計画していたが、反響の大きさを見て、20万部へと刊行部数を拡大した。 2016年3月の重版をもって発行部数は55万部を突破している。ヒットを記念して宝島社は埼玉県各市の市長にコメントを依頼し、所沢市・行田市・飯能市の市長がコメントを発表している。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「翔んで埼玉」の詳細全文を読む
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