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【名詞】 1. grey power 2. gray power =========================== ・ 老 : [ろう] 【名詞】 1. old age 2. age 3. old people 4. the old 5. the aged ・ 老人 : [ろうじん] 【名詞】 1. the aged 2. old person ・ 老人力 : [ろうじんりょく] 【名詞】 1. grey power 2. gray power ・ 人 : [ひと] 【名詞】 1. man 2. person 3. human being 4. mankind 5. people 6. character 7. personality 8. true man 9. man of talent 10. adult 1 1. other people 12. messenger 13. visitor 1 ・ 力 : [ちから, りょく] 1. (n-suf) strength 2. power
老人力(ろうじんりょく)は、赤瀬川原平が1997年に提唱した概念。これは「物忘れが激しくなった」など老化による衰えというマイナス思考を「老人力がついてきた」というプラス思考へ転換する逆転の発想であり、赤瀬川自身は と表現している。赤瀬川が著した単行本『老人力』の帯につけられた「語釈」は となっていた〔〔。この用語は1999年にかけて、社会現象と言えるほどの流行語となった。 == 歴史 == 「老人力」という言葉を発案したのは、赤瀬川と同じく路上観察学会に所属する藤森照信と南伸坊である〔。二人は路上観察学会の合宿で相部屋になった際、自分らも相応に歳をとったし一回り年上の赤瀬川をボケ老人呼ばわりはまずかろうという話になり、「ボケも一つの新しい力なんだから、もっと積極的に、老人力、なんてどうだろう。いいねえ、老人力」とこの言葉を思いついたという〔。そして翌朝、朝食の席で学会の一同にこの新語を紹介し、大いに喝采を受けた。ネタにされた赤瀬川もこの言葉を気に入り、東京新聞の文化欄に「老人力」を説明するエッセーを寄稿した。これが活字としての初出である。このエッセーには少なくない反響があり、筑摩書房の雑誌『ちくま』1997年6月号から「老人力のあけぼの」というタイトルで赤瀬川の連載が始まった〔。1998年9月に連載内容をまとめた単行本を発売したところ、発行元の筑摩書房に「これまでに考えられないほど」の問い合わせが殺到する大反響となった〔。年末の流行語大賞では、受賞はならなかったが最後の10候補に入った。 NHKでは1999年元旦の早朝番組(『ゆく年くる年』の直後)に「いま人々の間では『老人力』がたいへんな話題になっている」というナレーションをつけて〔赤瀬川のインタビューを放送した。1999年に入ってからは高齢層にもこの用語が浸透し、全国的な社会現象といえるほどになった〔。1999年半ば時点で、単行本の売上は40万部を超えた。また2000年には台湾の出版社・林鬱文化事業有限公司から中国語の訳書が出版された。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「老人力」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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