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耶律 玦(やりつ けつ、生没年不詳)は、遼(契丹)の政治家。字は吾展。 == 経歴 == 遙輦氏の鮮質可汗の後裔にあたる。重熙初年、国史の修撰のために召し出され、符宝郎に任命され、知北院副部署事に累進した。欽哀太后に気に入られて、枢密副使となり、西南面招討都監をつとめ、同簽南京留守事や南面林牙を歴任した。皇弟の秦国王耶律重元が遼興軍節度使となると、玦はその下で同知遼興軍節度使事となって補佐した。10年(1041年)、再び枢密副使となった。咸雍初年、北院副部署を兼ねた。耶律重元が西京留守となると、また玦が補佐した。後に孟父房敞穏として召還された。 玦は利殖を好まず、道宗はかれの清貧を知って、宮戸を賜った。また道宗は「契丹人で玦のように忠実な者はおらず、漢人ではただ劉伸がいるだけである。それも考えてみるに玦は伸に勝っている」と宰相に語った。西北諸部の治安が乱れたため、道宗は玦を派遣して、綱紀を粛正させた。玦は酒害のために死去した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「耶律ケツ」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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