|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 聖 : [ひじり, せい] 1. (pref) saint 2. st. ・ 夕 : [ゆうべ, ゆう] (n) evening ・ 夕べ : [ゆうべ] 【名詞】 1. evening ・ 祈り : [いのり] 【名詞】 1. prayer 2. supplication
聖ヨハネ賛歌(せいよはねさんか)または聖ヨハネの夕べの祈り(せいよはねのゆうべのいのり)とは中世の賛歌のひとつである。イタリア語とフランス語の音名の由来になったことで知られている。 == 歌詞 == 歌詞はラテン語である。 Ut queant laxis Resonare fibris Mira gestorum Famuli tuorum Solve polluti Labii reatum Sancte Johannes (大意) あなたの僕(しもべ)が 声をあげて あなたの行いの奇跡を 響かせることができるように 私たちのけがれた唇から 罪を拭い去ってください 聖ヨハネ様。 このラテン語テキスト(祈祷文)は、もともとはパウルス・ディアコヌス(助祭パウルス、720頃~799) の作とされている。13世紀に書かれたヤコブス・デ・ ウォラギネによる『黄金伝説』第81章「洗者聖ヨハネの誕生」にはこの祈祷文の由来について次のように書かれている。 ランゴバルド人の歴史家、ローマ教会の助祭、モンテカシーノの 修道士であったパウルスは、あるときろうそくを聖別することになっ たが、いつもはなかなかののど自慢であったのに、急にのどがかす れて声が出なくなった。そこで、声がまた出るようになりますよう にと願って、聖ヨハネのために、「おお、おんみのしもべたちが、みわざをたたえる喜びの声を張り上げることができますように」という讃歌をつくった。この冒頭の詩句は、かつてザカリアに声がもどったように、わたしにも声をもどしてくださいますようにというパウルスの祈りなのである。(前田敬作、山口裕訳の人文書院版第2巻p.324) グイドは、この祈祷文が、聖歌を歌う修道士の教育に適すると考えたと推定される。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖ヨハネ賛歌」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Ut queant laxis 」があります。 スポンサード リンク
|