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ローマのラウレンティウス (Laurentius、イタリア語:San Lorenzo martire、225年-258年8月10日)は、キリスト教の聖人である。カトリック教会、正教会、聖公会、ルーテル教会すべてで崇敬される聖人で、ローマとロッテルダム、スリランカ、カナダの守護聖人。また図書館員、兵器製造者、ガラス工、ステンドグラス製造者、肉屋、菓子製造人、ワイン・ビール醸造者、コメディアン、学生などの守護聖人でもある〔八木谷涼子 『キリスト教歳時記 知っておきたい教会の文化 平凡社新書、2003年、189‐190頁。〕。 ==来歴== ラウレンティヌスとは元々「月桂冠をいただいた」という意味である。 キリスト教がまだ禁じられていたウァレリアヌス帝の治世に、ローマ教皇シクストゥス2世の執事として、教会財産の管理と、貧しい人々への施しを担当していた。伝説によると、258年のある日、皇帝により、教皇と、ラウレンティウス以外の執事が逮捕された。教皇はラウレンティウスに、すぐに財産を処分して、貧しい人々に施すことを命じ、ラウレンティウス自身もじき逮捕されるであろうと告げる。そして8月6日、教皇は斬首の刑に処せられた。 ほどなくして、ラウレンティウスも逮捕され、教会財産を渡すように言われたが、8月10日に、困窮している人々、体の不自由な人々を連れて来て、彼らこそ教会の財産であると主張した。 殉教の際、彼は生きながら熱した鉄格子の上で火あぶりにされたが、数分の後に、兵士に向かって「こちら側は焼けたから、もうひっくり返してもよい」と伝えたといわれ、また、その殉教のさまに感銘した多くの人々が、改宗したともいわれる〔。 。 また、正教会でも同じ8月10日にこの聖人を祝う〔。 カナダ、ケベック州のセントローレンス川は、ジャック・カルティエが、1535年8月10日に、この川の流域に入ったのにちなむといわれる〔ジャンバラヤ (ハンク・ウィリアムズ/カーペンターズ)歌詞・訳詞など 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「ローマのラウレンティウス」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Lawrence of Rome 」があります。 スポンサード リンク
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