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聖体秘蹟協会 : ミニ英和和英辞書
聖体秘蹟協会[せいたい]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひじり, せい]
  1. (pref) saint 2. st.
聖体 : [せいたい]
 【名詞】 1. the emperor's person 2. the Host 3. the Eucharist 4. Holy Communion
: [きょう]
  1. (n-suf,n-pref) cooperation 
協会 : [きょうかい]
 【名詞】 1. association 2. society 3. organization 4. organisation 
: [かい]
  1. (n,n-suf,vs) meeting 2. assembly 3. party 4. association 5. club 

聖体秘蹟協会 : ウィキペディア日本語版
聖体秘蹟協会[せいたい]
聖体秘蹟協会( Compagnie du Saint Sacrement )は、17世紀フランス王国にて結成されたカトリック教会秘密結社モリエールの戯曲、『タルチュフ』の上演を妨害したことで知られる。
== 概要 ==
1627年、プロテスタントの撲滅、それによるフランスの浄化を目的として結成された。パリに本部を置き、各地に支部を置いたが、支部間の連絡は秘密保持のために禁止された。秘密厳守のために規約も印刷されず、一切の文書は手書き、連絡は郵便ではなく、会員独自でわざわざ使者を出していた〔わが名はモリエール,鈴木康司,P.138,大修館書店〕。
有力貴族から法曹界、宗教界に至るまで幅広くメンバーを持っていたが、改宗に導くとの口実で色々な私刑を加え、政治に介入したり、王権を無視して勝手に信仰の強化と称して司法権まで侵害し、各地の高等法院と摩擦を起こした。母后アンヌ・ドートリッシュを味方につけ、宰相ジュール・マザランとアンヌとの関係が悪化するように工作を行うなど、多数の醜聞を形成するに至った。〔フランス文学辞典 P.383〕、
こうして1660年、王権の強化に邪魔でしかなくなったこの結社の掃討が開始された。マザランは王命を取り付けて、国王の許可なしに結成され、高等法院に登記のない一切の結社を認めない通告を出させた。だが協会は元々秘密結社であり、メンバーにも多数の有力者がいたため勢力は大して衰えなかった。協会の弱体化が始まったのは、まさにその有力者たちを失い始めてからである。1666年にアンヌ・ドートリッシュやアルマン・ド・ブルボンが相次いで亡くなって協会が衰退し始めたところに、マザランの後を引き継いだコルベールの教会弾圧政策が効果を現し始め、ついに1669年に解体となったのである〔Ibid.〕〔鈴木 P.138-9〕。


抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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