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聖子ちゃんカット(せいこちゃんカット、当時はちゃんを付けず「聖子カット」の方が一般的な呼び方)は、松田聖子がデビュー当時(1980年〜1981年の約2年間)にしていた髪型。日本の若い女性の間で流行した。 元々オリビア・ニュートン=ジョンの髪型を模倣したものである。 前髪は眉を隠す程度、サイドとバックは肩下5〜10センチ程度のレイヤードをセンター分けにし、毛先をサイドは後ろ、バックは内側にゆるくカールさせたスタイル。 == 歴史 == 松田聖子がデビューする以前の1970年代末頃に、女学生らが当時の最新鋭ファッションとしてこのスタイルを取り入れており、イギリス皇太子第2妃であるカミラ・パーカー・ボウルズも、この髪型にしている。1970年代後半、歌手伊藤咲子のヘアースタイルもこのスタイルだった。 1980年の松田聖子のデビューと人気をきっかけとして、一般女子や中高生の間で大流行した。この頃から「聖子カット」「聖子ちゃんカット」という名称が定着する。 しかし松田本人は、世間や芸能界の流行の真っ只中になりつつあった聖子ちゃんカットを1981年の年末に、翌年1月発売の赤いスイートピーのミディアムテンポのイメージに合わせて、本人の思いつきでバッサリとショートヘアに切ってファンや世間を驚かせる。 その後も、1982年にデビューした小泉今日子、松本伊代、堀ちえみ、早見優ら「花の82年組」と言われる人気アイドルたちも、皆こぞってこの聖子ちゃんカットでデビューした。その1人、中森明菜も聖子ちゃんカットが少し伸びたレイヤードスタイルでデビューしたが、そのままポニーテイルスタイルなどで伸ばしていきロングレイヤードになっていった。その後堀ちえみが82年末、小泉今日子が83年5月に、イメージチェンジのためにやはり松田聖子が82年にしていたパーマのかかったショートヘアに変え、その後も続々と今度はアイドルにショートカットが流行っていった。 松田本人は82年のショートカットへのイメージチェンジ以降も、83年には当時まだ広まっていなかったストレートパーマをかけた髪型にしたり、まだ日本では馴染みが無く80年代後半に大流行することになるソバージュヘアをいち早くするなど、常に流行を先取りした髪型に挑戦していた。 1984年頃になると、中森明菜のポニーテール(1982年当時からしていた)、小泉今日子の大胆な刈り上げスタイル、斉藤由貴などのアイドルのデビューによって、彼女達の髪型を原型としたショートヘアやポニーテールなどが流行しだす一方、84年デビューの菊池桃子や松田の後輩である岡田有希子、85年デビューの中山美穂・森口博子、86年デビューの西村知美など、この聖子ちゃんカットのヘアスタイルでデビューするアイドル達も根強くいた。 1985年以降は徐々に廃れ始めたが、ピアニストの仲道郁代は、1990年代になっても聖子ちゃんカットを暫く保ち続けた。 2013年の連続テレビ小説『あまちゃん』では、天野春子(小泉今日子)の若年期を演じた有村架純、2016年『ゴチ17』では、二階堂ふみが聖子ちゃんカットを披露している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖子ちゃんカット」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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