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聖林寺(しょうりんじ)は奈良県桜井市にある真言宗室生寺派の寺院である。山号は霊園山(りょうおんざん)、本尊は地蔵菩薩、開基(創立者)は定慧(じょうえ)とされる。国宝の十一面観音立像を所蔵することで知られる。 == 歴史 == 聖林寺は桜井市街地の南方、北方に奈良盆地を見下ろす小高い位置にある。伝承では和銅5年(712年)に多武峰妙楽寺(現在の談山神社)の別院として藤原鎌足の長子・定慧(じょうえ)が創建したという〔『日本歴史地名大系 奈良県の地名』、平凡社、1981、p.388〕〔『国史大辞典』(吉川弘文館)「聖林寺」の項(執筆者は堀池春峰、水野敬三郎)〕。妙楽寺の後身である談山神社は当寺のはるか南方の山中に位置する。 聖林寺の近世までの歴史は不明の部分が多いが、江戸時代には性亮玄心(しょうりょうげんしん)が三輪山平等寺の遍照院を移して再興したという〔『国史大辞典』(吉川弘文館)「聖林寺」の項(執筆者は堀池春峰、水野敬三郎)〕。 江戸中期には文春諦玄により現在の本尊・子安延命地蔵菩薩像が安置された〔『日本歴史地名大系 奈良県の地名』、平凡社、1981、p.388〕〔『国史大辞典』(吉川弘文館)「聖林寺」の項(執筆者は堀池春峰、水野敬三郎)〕。明治の神仏分離令の際に、三輪明神(大神神社)神宮寺の大御輪寺(だいごりんじ、おおみわでら)本尊の十一面観音像が聖林寺に移管された〔『日本歴史地名大系 奈良県の地名』、平凡社、1981、pp.388, 433, 437〕〔『国史大辞典』(吉川弘文館)「聖林寺」の項(執筆者は堀池春峰、水野敬三郎)〕〔『週刊朝日百科 日本の国宝』9号、朝日新聞社、1997、pp.4 - 280 - 4 - 281〕〔『原寸大日本の仏像 奈良編』(講談社MOOK)、講談社、2008、pp.184, 192, 193〕〔西村公朝編著『国宝仏を訪ねる 仏のひびき』、講談社、2001、p.70〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聖林寺」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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