翻訳と辞書
Words near each other
・ 聖歌四編
・ 聖歌総合版
・ 聖歌隊
・ 聖武
・ 聖武 (安禄山)
・ 聖武上皇
・ 聖武天皇
・ 聖武天皇社
・ 聖武皇帝
・ 聖母
聖母たちのララバイ
・ 聖母の出現
・ 聖母の園
・ 聖母の園養老院火災
・ 聖母の家学園
・ 聖母の無原罪の御宿り
・ 聖母の被昇天
・ 聖母の騎士中学校
・ 聖母の騎士中学校・高等学校
・ 聖母の騎士会


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

聖母たちのララバイ : ミニ英和和英辞書
聖母たちのララバイ[まどんなたちのららばい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [ひじり, せい]
  1. (pref) saint 2. st.
聖母 : [せいぼ]
 【名詞】 1. emperor's mother 2. Virgin Mary 
: [はは]
 【名詞】 1. (hum) mother 

聖母たちのララバイ : ウィキペディア日本語版
聖母たちのララバイ[まどんなたちのららばい]

聖母たちのララバイ」(マドンナたちのララバイ)は、1982年5月にリリースされた岩崎宏美の28枚目のシングルである。規格品番SV-7209。
== 解説 ==
前年9月から放送がスタートした日本テレビの2時間ドラマ枠『火曜サスペンス劇場』のエンディングテーマ(主題歌)となったが、当初は同番組のエンドロール用に制作されただけであった。ゆえに、放送される1コーラス分のみしか録音されておらず、レコード化し発売する予定もなかった。しかし、放送後の視聴者から作品化の要望が殺到したため、番組内で使用されているマスターテープを元に録音したものを製作し、一般応募による視聴者200名の抽選プレゼントとしたところ35万通〔読売新聞社文化部『この歌この歌手―運命のドラマ120〈下〉』現代教養文庫、1997年、177頁。ISBN 4390116029〕〔長田暁二『歌謡曲おもしろこぼれ話』社会思想社、2002年、284頁。ISBN 4390116495〕を超える応募はがきが殺到し、日本テレビの同様な抽選プレゼントに寄せられた応募総数ではこれまでの記録であった『西遊記』エンディングテーマ「ガンダーラ」の10万通を大きく上回った〔。その好評の結果、正式なレコードとして発売されることとなり、レコード会社間での紆余曲折の後、所属するビクターエンタテインメントより新たにフルバージョンを録音した。結果、1982年に入りシングル盤として発売されることになった。原題は「聖母の子守歌」。
発売2週目にしてオリコンシングルチャートで1位を獲得。岩崎自身1975年の「センチメンタル」以来約7年ぶり、通算3作目のチャート1位シングルとなった。セールスとしてもオリコン集計では80万枚を超え、累計では130万枚〔岩崎宏美[プロフィール]- IMPERIAL RECORDS 〕を超える大ヒットを記録し、同年のオリコン年間シングルチャートでは3位を記録した。
またこの曲でTBSザ・ベストテン』には、「すみれ色の涙」以来3作ぶりにランクイン(通算14週間)を果たす。また、同番組で1位(通算5週間)を獲得したのも、同曲が唯一であった。
同年11月には第13回日本歌謡大賞を受賞。年末の第24回日本レコード大賞にも期待が高まったが、楽曲前半のメロディー映画ファイナル・カウントダウン』の劇中BGMの「ローレル&オウエンス」 (Laurel And Owens) および「ミスター&ミセスタイドマン 」 (Mr.and Mrs.Tideman) のメロディーと酷似していると、抗議のため来日した同曲の作曲者から指摘される。本曲作曲者の木森敏之がこの類似点を盗作と認めたため、作曲クレジットが木森と、盗作された上記楽曲の作曲者であるジョン・スコットとの併記という共作クレジットに修正された。この結果、外国人作家が製作した楽曲を対象外とする当時の日本レコード大賞の基準に該当し、大賞どころかノミネートにも至らなかった。最終的には作曲者のクレジットがジョン・スコットとの併記となったが、現在でも木森単独の作曲とする資料や、コンピレーション盤が複数存在している。当初4月21日発売と発表されていたが、1か月延期になった。初回盤にJohn Scott作曲・編曲とクレジットされているものが存在するなど、対応が当初混乱していた。因みにJASRAC作品データベースでは作曲:木森敏之として登録されている。
1983年の春には、第55回選抜高等学校野球大会の入場行進曲に採用された。岩崎宏美の楽曲としては、1976年の「センチメンタル」以来7年ぶり2度目の選曲である。
この曲のオリジナル・キーはBm(ロ短調)で、最高音がDであり、これは当時の岩崎の地声の音域ギリギリであった。そのため、テレビやライブ等生で歌う際は半音下げてB♭m(変ロ短調)で歌っていた。オリジナル・キーのカラオケを使用して歌う場合には、サビでファルセットを用いていた。これが当時オリコン誌上で、「半音下げたりファルセットを用いたりすると緊張感に乏しく、良い歌に聞こえない」と論争を呼んだ。その後現在に至るまで、B♭mで歌っているが、1985年頃から、半音下げたキーでもサビにファルセットを用いるようになった。アルバム『誕生』以降の別バージョンは、全てファルセットを用いて吹き込んでいる。
1993年10月27日にはCDシングルとして再発されたが、その際は本作と入れ替わり2代目『火曜サスペンス劇場』主題歌となり、後にヒットした「家路」とカップリングして収録している。
作詞の山川啓介は「作詞はどなたかのピンチヒッターみたいだった。カラオケまで全て整って僕に回ってきた。(詞の意図は、)サスペンス劇場だから、そのまま終わるより、安らかな気持ちで眠りについてほしい、うなされたりすると困るから。」と説明。〔2014.5.5NHK FMの番組〕

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「聖母たちのララバイ」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.