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聯合号事件(れんごうごうじけん)とは、尖閣諸島近海で台湾(中華民国)の船舶「聯合号」が、日本の海上保安庁の巡視船「こしき」と衝突し沈没した海難事故と日台関係が緊張した一連の出来事である。 == 事件の概略 == 聯合号(登録番号:CT3-5816)は台湾台北県を母港とする遊漁船で、16人が乗船し2008年6月10日深夜、尖閣諸島に向っていた。尖閣諸島は中国の領土であると主張する、いわゆる保釣運動の活動家が、中国の領有権をアピールするために上陸するパフォーマンスを1996年頃から断続的に行っていた。このような活動は台湾、香港の活動家が行っていたが、時には中華民国が艦船を派遣することすらあった。 そのため、尖閣諸島を実効支配している日本は、尖閣諸島の領海にこのような中国船を侵入させないために警戒していた。海上警備中の海上保安庁の巡視船「こしき」は領海侵犯容疑でただちに追跡を開始した。日本側の見解によれば聯合号は小型船であることを利用してジグザグ航行による逃走をしていたが、聯合号が右方向に急転舵した際に「こしき」の左舷船首部が聯合号の右舷船橋付近に接触、午前4時38分に沈没した。なお、聯合号は自動操船であり逃走行為は行っていないと説明した上に、携帯電話で撮影した船上の動画を6月12日に報道機関に公開した。接触時に聯合号の乗員のうち2人が負傷した〔巡視船と接触、沈没 遊漁船乗客ら台湾へ 八重山毎日新聞2008年6月11日配信、2010年10月11日確認〕。 石垣海上保安部は6月14日、業務上過失往来危険罪容疑で聯合号船長(当時48歳)を、「こしき」の船長(当時58歳)を業務上過失往来危険罪及び業務上過失傷害罪の容疑で書類送検した。そのため、日本側は双方の不注意による海難事故と見做していた。なお乗船していた16人のうち13人は、台湾のパトロール船「台中」が迎に来て台湾へ帰還した他、船長ら3人は日本当局の取調べの後那覇市の那覇空港から空路帰還した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「聯合号事件」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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