|
===================================== 〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。 ・ 職 : [しょしき, しょく] 1. (n,n-suf) employment ・ 図 : [ず] 1. (n,n-suf) figure (e.g., Fig 1) 2. drawing 3. picture 4. illustration
職貢図(しょくこうず)は、古代中国王朝皇帝に対する周辺国や少数民族の進貢の様子を表した絵図。「職貢」は「中央政府への貢もの」の意味〔職貢図【しょくこうず】 百科事典マイペディア〕 。貢職図とも呼ばれる。梁時代の梁職貢図が有名。 ==概要== 中国王朝からみた諸夷と呼ばれた周辺諸民族が、様々な扮装で来朝する様を、文章とともに絵図として描いている。梁(南朝)から清朝の時代まで複数の存在が確認されている。 :詳細は中国語記事「職貢図」を参照のこと 『梁職貢図』は、梁の武帝(蕭衍)の第7子、後に元帝(孝元皇帝)として即位する蕭繹が、荊州刺史を務めていた時代に作成されたと伝えられる。蕭繹は学問好きで、蔵書は10数万巻に及んだという。蕭繹は、梁に朝貢する諸国の外国使節の風貌を荊州や梁の首都建康(現在の南京)で調査し、また裴子野(469年~530年没)の方国使図を参考にしたといわれる〔榎一雄「梁職貢図について」『東方学』第二十六輯、1963年、東方學會。榎一雄「滑国に関する梁職貢図の記事について」『東方学』第二十七輯、1964年、東方學會。榎一雄「梁職貢図の流伝について」(鎌田博士還暦記念会編『歴史学論叢』所収1969年9月)。榎一雄「職貢図巻」『歴史と旅』1985年(昭和60年)1月号。『榎一雄著作集』第7巻「中国史」、汲古書院、1994年1月)〕。 原本は紛失しているが、唐の画家閻立本による模本(台湾故宮博物院蔵)、南唐の画家顧徳謙による模本(台湾故宮博物院蔵)、北宋の模本(中国国家博物館蔵)の三種類の模本が現存しているが、いずれも完本ではなく、記事に欠落も多い。「歴史地理風俗的題記」が記された北宋模本でも、絵は12国、題記は13国にとどまっていた。 近年、歴史学者趙燦鵬によって発見された清朝時代の画家張庚による『諸番職貢圖巻』〔趙燦鵬「南朝梁元帝《職貢圖》題記佚文的新發現」 『文史』2011年第1輯所収、中華書局、北京。南朝梁元帝《職貢圖》題記佚文的新發現 〕では、18国の題記を含んでいる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「職貢図」の詳細全文を読む スポンサード リンク
|