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能勢氏(のせし)は、摂津国(北摂地方)の封建領主。清和源氏頼光流を称する。「能瀬」・「野瀬」・「能世」など複数の表記が存在する。家紋は切竹矢筈十字、獅子牡丹など。 == 発祥 == 能勢氏は摂津源氏の流れを汲む一族で、源頼光の玄孫国基を祖とする。また、多田源氏の惣領源頼盛の三男高頼の後裔ともされる(『尊卑分脈』によると、国基の後裔は田尻〔大阪府豊能郡田尻村、1956年9月30日から能勢町上田尻及び下田尻。田尻小学校、大阪府立能勢高等学校〕、高頼の後裔は倉垣〔能勢郡倉垣村、歌垣村倉垣、能勢町倉垣。歌垣山、歌垣神社 などがあり、丹波栗の産地〕を本拠としていたと推察される)。 能勢地方は源満仲以来の本拠地である多田〔川辺郡多田村。現在の川西市多田地域。多田氏、多田院、多田神社を参照〕に隣接することから古来より源氏と関係の深い土地であったと考えられ、能勢氏や地元の伝承などによると、源頼光の長子頼国が最初に入部して開発したとされるが、現在のところ、頼国と能勢を関連付ける確かな史料は確認されておらず、能勢氏の直接の祖とされる国基は平安時代後期から末期にかけての人物である。なお太田亮は、摂津源氏は仮冒であって出自を古代能勢郡領家の後裔としている。高頼の子孫とする系図は裏付けがなく、国基の系統も所伝や系譜が諸説あって明確ではない。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「能勢氏」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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