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能見神明宮大祭(のみしんめいぐうたいさい)は、愛知県岡崎市元能見町の神明宮界隈で開催される祭り。開催期日は毎年5月の第2土曜日・日曜日。岡崎三大祭りのひとつに数えられる〔岡崎いいとこ風景ブログ:能見神明宮大祭 岡崎市役所都市計画課のブログ〕〔三大祭りと言われているのは、能見神明宮の大祭(5月)、菅生神社の菅生まつり(7月、8月)、岡崎天満宮の例大祭(9月)。〕。 == 概要 == 祭りが行われる岡崎市元能見町の神明宮は通称「能見神明宮」という。地元住民からは「神明さん」と親しみを込めて呼ばれている。平安時代中期、源頼義(988年 - 1075年)の家臣が能見の郷を開き一神祠を建立し、のちに神明を勧請したのが始まりである。今の地に移ったのは戦国時代末期。1590年(天正18年)、武将田中吉政が岡崎城を近世城郭に整備した際に移転再興された〔『岡崎市史 第七巻』名著出版、1972年10月5日、122頁、123頁ほか。〕。 神明宮大祭の起源は江戸時代中期とされる。当時の著作物『参河名勝志』に「例大祭六月十五日なり、山車両輌出す、氏子町中を引き渡す、童子の舞などあり、美観云はん方なし」と記されている〔。 現在の氏子町は、元能見北町、能見北之切、能見中之切、能見南之切、材木一丁目、材木二丁目、松本町、元能見中町、元能見南町、城北町、柿田町の11ヶ町。計8台ある山車は神明宮の境内に格納されている。元能見北町・城北町・柿田町は3町で1台の山車を所有している。材木一丁目には山車がない。 「子供連獅子会所」を開き、のぼり旗を立てる5月初旬頃から町内はお祭りムードとなる。「山車の町曳き」と「御神輿渡御」(おみこしとぎょ)をメインとする祭りであるが、かつては万歳、獅子芝居、新派芝居、歌舞伎、浪曲など様々な余興が行われていた〔「新愛知新聞」1937年5月15日 三河版。〕〔「東海新聞」1954年5月12日。〕。 大祭は役割を氏子町ごとに分担し、1年ごとにその役割を上記の順番(これを献饌順という)でまわす形で運営されている。各部門を取りまとめ、献饌順の筆頭を務める町を「大年番」という〔大年番、渡御部、山車部、備品用具部、衣裳部、境内警備部、交通警備部、稚児五色旗部、乙女の舞部、余興部、厄年部の11の役割を各町がそれぞれ担当する(2015年現在)。〕。2015年(平成27年)の大年番は材木二丁目が務めた〔東海テレビのドキュメンタリー番組『祭人魂』が、2015年に行われた本大祭を密着取材している。放送日は同年7月4日。〕。 2016年(平成28年)の開催日は5月7日、8日。岡崎市制100周年を記念して初日の夜、薪能が神明宮神楽殿にて上演される〔能見神明宮で「能を見る」プロジェクト | 新世紀岡崎チャレンジ100 〕。同じく初日、山車8台が午前中より岡崎市図書館交流プラザ東側の駐車場に展示される〔神明宮山車広報委員会 | 新世紀岡崎チャレンジ100 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「能見神明宮大祭」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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