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脇侍 : ミニ英和和英辞書
脇侍[きょうじ わきじ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [わき]
 【名詞】 1. side 
: [さむらい]
 【名詞】 1. Samurai 2. warrior 

脇侍 : ウィキペディア日本語版
脇侍[きょうじ わきじ]

脇侍(きょうじ・わきじ)は、仏教彫刻(仏像)や仏教絵画において、中尊(中央に位置し、信仰の中心となるほとけ)の左右に控える菩薩明王などをいう。脇士・夾侍(きょうじ)、脇立(わきだち)ともいう。中尊の教化を補佐する役割をもつとされる。
== 三尊形式 ==

=== 中尊と脇侍の組み合わせ ===
中尊と両脇侍から成る三尊形式はさまざまな形式が見られる。中尊と脇侍との組み合わせは決まったものが多いが、必ずしも固定化されているとは限らない。
※以下の説明中の「左脇侍」「右脇侍」とは、中尊から見て「左」「右」に位置するものを指す。観者から見た場合、中尊の向かって右が左脇侍、左が右脇侍である。
*釈迦三尊 - 中尊は釈迦如来。多くの場合、左脇侍が文殊菩薩、右脇侍が普賢菩薩である。他の例として、薬王菩薩と薬上菩薩(興福寺中金堂など)、阿難陀大迦葉禅宗系寺院)を脇侍とする場合がある。法隆寺金堂の釈迦三尊像の両脇侍は薬王薬上菩薩とされるが、造像当初からの名称であるかどうか定かでない。
*阿弥陀三尊 - 中尊は阿弥陀如来。原則は左脇侍が観音菩薩、右脇侍が勢至菩薩である。真宗系では、本尊は立像の阿弥陀如来一尊で、脇侍はない。
*薬師三尊 - 中尊は薬師如来。左脇侍が日光菩薩、右脇侍が月光菩薩(がっこうぼさつ)である。薬師如来の眷属として十二神将が守護する場合もある。
*不動三尊 - 中尊は不動明王。中尊から見て左(向かって右)に矜羯羅童子(こんがらどうじ)、右(向かって左)に制多迦童子を配するのが原則だが、左右逆の場合もある。矜羯羅童子、制多迦童子を含む8名の童子を配し、「不動明王八大童子」として安置する場合もある。
*弥勒如来三尊 - 中尊は弥勒如来。左脇侍が法苑林菩薩、右脇侍が大妙相菩薩である(興福寺北円堂像など。薬師寺大講堂の本尊は弥勒三尊像と呼ばれているが、この三尊像の造像経緯は不明で、当初からの像名であるかどうか定かでない。
*観音菩薩三尊 - 天台真言系寺院では、観音菩薩(十一面観音千手観音など)の左右に毘沙門天不動明王を安置する形式が多い。これは、観音菩薩に限らず薬師如来虚空蔵菩薩文殊菩薩などの場合もある。
また、観音菩薩の左右に梵天帝釈天を配する例もある(東寺の二間観音、愛知・滝山寺の三尊像など)。
*文殊菩薩五尊 - 獅子に乗った文殊菩薩の周囲に優填王、善財童子、大聖老人(最勝老人)、仏陀波利三蔵の4侍者を配す(高知・竹林寺像、東京国立博物館(旧興福寺大乗院)像など)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
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