翻訳と辞書
Words near each other
・ 脱法ドラッグ
・ 脱法ハウス
・ 脱法ハーブ
・ 脱法行為
・ 脱活性化、非活性化、放射能崩壊、失活
・ 脱清
・ 脱清人
・ 脱渋
・ 脱湿
・ 脱漏
脱灰
・ 脱灰-再石灰化平衡
・ 脱灰、カルシウム除去
・ 脱灰剤
・ 脱灰層
・ 脱炭素社会
・ 脱炭酸
・ 脱炭酸反応
・ 脱炭酸酵素
・ 脱獄


Dictionary Lists
翻訳と辞書 辞書検索 [ 開発暫定版 ]
スポンサード リンク

脱灰 : ミニ英和和英辞書
脱灰[だっかい]
=====================================
〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

: [はい]
 【名詞】 1. ash 

脱灰 : ウィキペディア日本語版
脱灰[だっかい]
脱灰(だっかい)とは、生物の硬組織からカルシウム塩の結晶が溶出する現象、あるいはそれを引き起こさせる実験上の操作である。
以下のような場面で用いる。(具体的な内容は後述する。)
*歯学
:エナメル質などからリン酸カルシウムの結晶が溶出する現象である。
*生物学
:生物の硬組織からリン酸カルシウムや炭酸カルシウムといったカルシウム塩の結晶を溶出させて軟化し、実験操作を容易にするための技法である。
== 歯学 ==
脱灰とは、歯のエナメル質や象牙質からリン酸カルシウムの結晶が溶出する現象である。
歯の外郭を覆うエナメル質の大半を構成している物質はハイドロキシアパタイトと呼ばれ、化学式Ca10(PO4)6(OH)2で表されるリン酸カルシウムの一種である。化学的性質は、弱アルカリ性(pH7-9)で、酸には良く溶ける性質がある。砂糖などを摂取すると口内に細菌バイオフィルムプラーク)が形成され、この中で(H+)である乳酸を生成する細菌があるため、
Ca10(PO4)6(OH)2 + 8H+ ⇒10Ca2++ 6(HPO4)2- + 2H2O
という化学式が成り立ち、その結果このハイドロキシアパタイトが失われてゆく。この現象は溶ける際にカルシウムイオン10Ca2+を溶出することから脱灰といい、脱灰が進行するとエナメル質に穴があき、う蝕(虫歯)となるのである。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「脱灰」の詳細全文を読む




スポンサード リンク
翻訳と辞書 : 翻訳のためのインターネットリソース

Copyright(C) kotoba.ne.jp 1997-2016. All Rights Reserved.