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elimination group =========================== ・ 基 : [き, もとい] 【名詞】 1. basis
脱離基 (だつりき、) はヘテロリシスで開裂された原子団のうち電子対を持つほうの原子団のことである。脱離基はアニオンか中性の分子である。Cl−、Br−、I−のようなハロゲン化物イオン、トシル基 (TsO−) のようなスルホン酸エステルはよくみられるアニオン性脱離基である。水 (H2O)、アンモニア (NH3)、アルコール (ROH)はよくみられる中性脱離基である。 脱離基の脱離しやすさは共役酸のp''K''aと関係があり、小さなp''K''aを持つほどよい脱離基(脱離しやすい脱離基)として働く場合が多い。よって強塩基であるアルコキシド (RO−)、水酸化物イオン (HO−)、アミドイオン (R2N−) はよくない脱離基である。 ヒドリド (H-)、アルキルアニオン (R3C-)、アミドイオン (R2N-)は不安定なのでふつう脱離基として働くことはない。 == 関連項目 == * 脱離反応 * 求核剤 * 求電子剤 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「脱離基」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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