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おたく狩り(おたくがり)とは、アニメのDVDやキャラクターグッズ、テレビゲームなどを好む層(いわゆるおたく)に対して、有形ないし無形の力(暴力)を行使することであり、以下の3つの意味が存在する。 # おたくを標的とした強盗・恐喝行為(いわゆるカツアゲ) # 警察官がおたくに対して集中的に行う職務質問 # マスメディアによる偏向的な報道 強盗・恐喝行為と警察官の職務質問のいずれも、おたくの若年男性が集まる秋葉原(東京都)や大須(名古屋市)、日本橋(でんでんタウン、大阪市)などの都市部で行われることが多い。どちらの事象についても、「おたく」という存在が「狩り」をする上で恰好の「獲物」であるということ、および、社会的風潮によって「狩り」の対象にすることへの罪悪感が欠如していることが背景にあるとも指摘されている。 また3.の意味合いについては、世間を騒がせた猟奇的な事件を、被疑者のおたく的趣味と関連付けて報道する事象を指すこともあるが、特にそれは「おたくバッシング」と呼ばれる。 類義語として、やおい・ボーイズラブを好む女性オタク(いわゆる腐女子)を対象としたナンパやストーキング・暴行などの迷惑行為を腐女子狩りと呼ぶことがある〔荒井彩『腐女子狩りに、腐女子から過激な一言「心に男性器を持つ腐女子を舐めるな」――彼女達に送る諸注意 』livedoorニュース(2010年10月6日)〕。また、特にコミックマーケットの参加者を対象とした強盗・恐喝行為はコミケ狩りと呼ばれる。 == 強盗・恐喝行為 == おたくを対象とした強盗・恐喝行為のこと。金銭を持って買い物にやってくるおたくを対象とするので、「確実に金を取れる」「おたくは暴力に弱い」と思われていることから、加害者側としてはノーリスク・ハイリターンと考えられており〔恐喝:「ビビる」オタクを 「50人から300万円」2容疑者逮捕--大阪 毎日新聞 2009年6月10日〕、おやじ狩りに代わって横行するようになった。また、前述のように加害者側はホームレス狩り同様の「汚くて臭いおたくを退治する」という意識・理由付けで正当化して襲撃しているので、違法行為を犯しているという意識が欠如し、逮捕されても全く反省しない者もいるという〔オタク狩りにご用心前編 ・後編 探偵ファイル〕。 他、おたくが多数訪れるエリアに出店している店舗自身が、来店者に対し恐喝的手段で品物を買わせた事例もある〔恐喝容疑:「オタロード」の店が服押し売り 従業員逮捕 毎日新聞 2011年10月21日〕。 このような行為に対抗するために護身用として刃物を持ち歩く場合があるが、これは銃砲刀剣類所持等取締法(銃刀法)に違反するおそれがあり、秋葉原周辺での銃刀法違反の急増も報道されている〔オタク狩りに対抗?「アキバ」で銃刀法違反の摘発急増 、朝日新聞、2007年6月5日〕。 警視庁の生活環境課と地域指導課は、ウェブサイト「刃物の話」にて、イラストを使ったやや子供向けの説明を行っている〔「刃物の話」 警視庁 〕。ここで警視庁は、例示した電気街に新作のゲームソフトを買いに行く相談をしている少年たちの会話の中で、強盗行為としての「オタク狩り」に言及している。さらに少年たちの会話は続き、「(たとえ護身用であれ)正当な理由もなしにカッターナイフを持ち歩くのは、銃刀法や軽犯罪法に違反するため、警察による取締りの対象になる」と解説されている。この点は、次節に示す意味合いでのおたく狩りとも関係している。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「おたく狩り」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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