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腰椎症(ようついしょう、腰部脊椎症、lumber spondylosisまたは腰部椎間板症、lumber discopathy)とは腰椎の退行性変性に基づく疾患で、主に脊柱の可動制限、疼痛、こり感などの局所症状を呈し、慢性的な腰痛が特徴的である。X線撮影では椎間板腔の狭小化、椎体辺縁の骨硬化、骨棘形成、椎間関節の狭小化、反応性骨増殖などが認められる。腰部椎間板ヘルニアや腰部脊柱管狭窄症では脊柱症状よりも神経症状が主体となることが多い。 == 症状 == 腰椎症をはじめ腰椎疾患では腰痛や殿部の痛みといった脊柱症状と下肢の痛み、しびれ、感覚鈍麻、間歇性跛行(下肢の痛みのため長距離歩けない)、膀胱直腸障害といった神経症状が認められる。腰椎症では慢性の腰痛が特徴であり、起床時などの動き始めや長時間の同一作業での疼痛の増強が特徴である。夜間睡眠時に疼痛が増強する場合は馬尾腫瘍や類骨骨腫が考慮される。間欠性跛行に関しては閉塞性動脈硬化症による血管性間欠性跛行との区別が必要となる。腰椎症では前かがみで下肢痛は軽減することが多い。すなわち腰椎症ならば自転車ならば長時間走れて、シルバーカーを使って歩くと楽になる。血管性では関係しない。 腰痛疾患において問診で確認が推奨される項目は(腰椎疾患治療成績判定基準)自覚症状では腰痛、下肢痛およびしびれ、歩行能力に関してである。日常生活動作では寝返り動作、立ち上がり動作、洗顔動作、中腰姿勢または立位の持続、長時間座位(1時間くらい)、重量物の挙上または保持、歩行などである。膀胱直腸障害に関しては遷延性排尿、頻尿(1日10回以上)、残尿感、失禁などの有無を確認する。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「腰椎症」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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