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腸管出血性大腸菌(ちょうかんしゅっけつせいだいちょうきん、enterohemorrhagic :EHEC)とは、ベロ毒素 (Verotoxin=VT) 、または志賀毒素 (Shigatoxin=Stx) と呼ばれている毒素を産生する大腸菌である。「病原性大腸菌」の一種である。 このため、VTEC (Verotoxin producing ) やSTEC (Shiga toxin-producing ) とも呼ばれる。この菌の代表的な血清型別には、O157が存在する。 この菌による感染症は、感染症の予防及び感染症の患者に対する医療に関する法律により3類感染症として指定され、確認した医師は直ちに所轄する保健所などに届け出る必要がある。 == 歴史 == * 1982年 アメリカのオレゴン州やミシガン州などでハンバーガーが原因食と推定される食中毒から O157:H7(O157)が初めて検出される。 * 1993年には、アメリカのシアトル周辺で大規模なハンバーガー食中毒事件も発生。 * その後北米、欧州、オーストラリアなどでも集団発生が相次いで発生している。 * 日本では、1990年に埼玉県浦和市(現さいたま市)の幼稚園にて井戸水が原因とされる食中毒が発生した(園児2名が死亡)。 * 1996年 日本において、爆発的な発生が見られる。特に大阪府堺市においては小学校の学校給食で提供された食品が O157:H7に汚染されていた事により、10,000人を超える集団発生(堺市で小学生3名、岡山県で小学生2名が死亡)。 * 1997年以降、毎年千数百人の患者が発生している。〔 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「腸管出血性大腸菌」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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