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自動車の自己診断機能 : ミニ英和和英辞書
自動車の自己診断機能[じどうしゃのじこしんだんきのう]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

自動 : [じどう]
  1. (adj-na,n) automatic 2. self-motion 
自動車 : [じどうしゃ]
 【名詞】 1. automobile 
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 
自己 : [じこ]
 【名詞】 1. self 2. oneself 
: [き, つちのと]
 【名詞】 1. 6th in rank 2. sixth sign of the Chinese calendar
: [だん]
 【名詞】 1. failure 
: [き, はた]
 (n) loom
機能 : [きのう]
  1. (n,vs) function 2. facility 3. faculty 
: [よく, のう]
  1. (adv,n,vs) being skilled in 2. nicely 3. properly 4. well 5. skillfully 6. thoroughly

自動車の自己診断機能 : ウィキペディア日本語版
自動車の自己診断機能[じどうしゃのじこしんだんきのう]

自動車の自己診断機能とは、自動車各部に取り付けられたECU(Electrical Controll Unit)にプログラミングされている機能のひとつ。
車それ自身に搭載されている診断機能という意味合いで、自己診断機能と呼ばれる。また英語で自動車の自己診断機能を表す用語:On-Board Diagnosticsの頭文字を取って、OBDと略称されている。
例えばエンジンの燃料噴射システムを構成する各センサー及び各アクチュエータに、なんらかの異常が発生した場合、エンジンのECU〔我が国ではエンジンコントロールユニットと呼ばれることが多い〕は異常の発生を記憶し、インスツルメンタルパネル(計器盤)の警告ランプを点灯させるなりして、ドライバーに異常の発生を知らせる。この警告灯はMIL(Malfunction Indication Lamp)と呼ばれている。
== 歴史 ==
OBD2の歴史は以下の通りである〔 On-Board_Diagnostics(英語) 〕。
* 1968年ごろからフォルクスワーゲンなどで、燃料噴射システムのECUに、従来のアナログコンピュータに替ってマイクロコンピュータが採用され始めた。〔マイコン時代の自動車工学と新しい整備技術 矢田平祐著 鉄道日本社 1977年12月発行〕
* 1970年、日産がECUにマイクロコンピュータを使った燃料噴射&点火制御システム、ECCSの搭載を開始。このシステムのECUには簡単な自己診断機能があり、ECUの基板上にあるLEDの点滅回数で、故障箇所を表示するようになっていた。〔登場当時のECCSには、マイクロコンピュータ自体が異常を起こした場合、最低限の自走を可能にするバックアップ機能が備わっていた。〕
* 1980年、ゼネラルモーターズ(GM)は、車両組立ライン上でのエンジンECUの検査用のデータ通信システムを開発した。これはALDL(assembly line diagnostic link)と呼ばれたが、あくまで品質管理のための機能で、アフターマーケットでの活用を意図したものではなかった。しかし、サービス用カプラーのある特定の端子同士を短絡することで、インスツルメンタルパネル(計器盤)の警告ランプの点滅回数で、故障コードを表示できた。GM・キャデラックのマイコン制御エアコン仕様車では、エアコンのコントロールディスプレイで、各アクチュエータのテストを行ったり、各センサのデータを表示したり、故障コードを表示できた。
* 1986年、ALDLの通信規格(プロトコル)のアップグレードが行われる。
* 1988年、自動車技術者協会(SAE)が標準化された診断コネクターと診断コードの標準化を勧告。
* 1991年カリフォルニア州大気資源局(CARB)は、1991年以降に州内で販売される新車に、エンジンについての自己診断機能の搭載を義務付けた。この時期の自己診断機能は、一般に『OBD1』と呼ばれ、診断コネクター、診断コードも、各社まちまちであった。
* 1996年以降は、アメリカ合衆国内で販売される乗用車と小型トラックに、OBD2仕様の自己診断機能の搭載を義務付けられた。
* 2001年、EU(欧州連合)が排出ガス規制の一環として、EU圏内で販売されるすべてのガソリンエンジン搭載の乗用車、小型トラックに、OBD2仕様の自己診断機能の搭載を義務付けた。さらに2004年、EU(欧州連合)が排出ガス規制の一環として、EU圏内で販売されるすべてのディーゼルエンジン搭載の乗用車、小型トラックに、OBD2仕様の自己診断機能の搭載を義務付けた。この自己診断機能はEOBD(EはEuropeを表す)と呼ばれる。
抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自動車の自己診断機能」の詳細全文を読む




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