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自動車の自己診断機能とは、自動車各部に取り付けられたECU(Electrical Controll Unit)にプログラミングされている機能のひとつ。 車それ自身に搭載されている診断機能という意味合いで、自己診断機能と呼ばれる。また英語で自動車の自己診断機能を表す用語:On-Board Diagnosticsの頭文字を取って、OBDと略称されている。 例えばエンジンの燃料噴射システムを構成する各センサー及び各アクチュエータに、なんらかの異常が発生した場合、エンジンのECU〔我が国ではエンジンコントロールユニットと呼ばれることが多い〕は異常の発生を記憶し、インスツルメンタルパネル(計器盤)の警告ランプを点灯させるなりして、ドライバーに異常の発生を知らせる。この警告灯はMIL(Malfunction Indication Lamp)と呼ばれている。 == 歴史 == OBD2の歴史は以下の通りである〔 On-Board_Diagnostics(英語) 〕。 * 1968年ごろからフォルクスワーゲンなどで、燃料噴射システムのECUに、従来のアナログコンピュータに替ってマイクロコンピュータが採用され始めた。〔マイコン時代の自動車工学と新しい整備技術 矢田平祐著 鉄道日本社 1977年12月発行〕 * 1970年、日産がECUにマイクロコンピュータを使った燃料噴射&点火制御システム、ECCSの搭載を開始。このシステムのECUには簡単な自己診断機能があり、ECUの基板上にあるLEDの点滅回数で、故障箇所を表示するようになっていた。〔登場当時のECCSには、マイクロコンピュータ自体が異常を起こした場合、最低限の自走を可能にするバックアップ機能が備わっていた。〕 * 1980年、ゼネラルモーターズ(GM)は、車両組立ライン上でのエンジンECUの検査用のデータ通信システムを開発した。これはALDL(assembly line diagnostic link)と呼ばれたが、あくまで品質管理のための機能で、アフターマーケットでの活用を意図したものではなかった。しかし、サービス用カプラーのある特定の端子同士を短絡することで、インスツルメンタルパネル(計器盤)の警告ランプの点滅回数で、故障コードを表示できた。GM・キャデラックのマイコン制御エアコン仕様車では、エアコンのコントロールディスプレイで、各アクチュエータのテストを行ったり、各センサのデータを表示したり、故障コードを表示できた。 * 1986年、ALDLの通信規格(プロトコル)のアップグレードが行われる。 * 1988年、自動車技術者協会(SAE)が標準化された診断コネクターと診断コードの標準化を勧告。 * 1991年カリフォルニア州大気資源局(CARB)は、1991年以降に州内で販売される新車に、エンジンについての自己診断機能の搭載を義務付けた。この時期の自己診断機能は、一般に『OBD1』と呼ばれ、診断コネクター、診断コードも、各社まちまちであった。 * 1996年以降は、アメリカ合衆国内で販売される乗用車と小型トラックに、OBD2仕様の自己診断機能の搭載を義務付けられた。 * 2001年、EU(欧州連合)が排出ガス規制の一環として、EU圏内で販売されるすべてのガソリンエンジン搭載の乗用車、小型トラックに、OBD2仕様の自己診断機能の搭載を義務付けた。さらに2004年、EU(欧州連合)が排出ガス規制の一環として、EU圏内で販売されるすべてのディーゼルエンジン搭載の乗用車、小型トラックに、OBD2仕様の自己診断機能の搭載を義務付けた。この自己診断機能はEOBD(EはEuropeを表す)と呼ばれる。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「自動車の自己診断機能」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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