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自動車ナンバー自動読み取り装置 : ミニ英和和英辞書
自動車ナンバー自動読み取り装置[じどうしゃ]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

自動 : [じどう]
  1. (adj-na,n) automatic 2. self-motion 
自動車 : [じどうしゃ]
 【名詞】 1. automobile 
: [どう]
 【名詞】 1. motion 2. change 3. confusion 
: [くるま]
 【名詞】 1. car 2. vehicle 3. wheel 
: [ちょうおん]
 (n) long vowel mark (usually only used in katakana)
読み : [よみ]
 【名詞】 1. reading 
読み取り : [よみとり]
  1. (n,vs) reading 
装置 : [そうち]
  1. (n,vs) equipment 2. installation 3. apparatus 

自動車ナンバー自動読み取り装置 ( リダイレクト:自動車ナンバー自動読取装置 ) : ウィキペディア日本語版
自動車ナンバー自動読取装置[じどうしゃなんばーじどうよみとりそうち]

自動車ナンバー自動読取装置(じどうしゃナンバーじどうよみとりそうち)とは日本道路警察が設置する、走行中の自動車ナンバープレートを自動的に読み取り、手配車両のナンバーと照合するシステムである〔新潟県情報公開条例第17条第1項の規定に基づく諮問について(答申) 〕。手配車両の追跡に用いられ、犯罪捜査の重大な手がかりとなることもある。俗称は「Nシステム」である。
本装置は「車両捜査支援システム」又は「初動捜査(初動捜査活動)支援システム」若しくは「車両ナンバー捜査支援システム」或いは「悪質重要事件(重要犯罪等)捜査支援システム」ないしは「緊急配備(緊急配備等初動捜査)支援システム」と示されることがある。
高速道路の入口にある車両番号読取装置は「AVIシステム」、渋滞情報などの取得に使われるものは旅行時間測定システム(Tシステム)という。同様のシステムはイギリスのロンドンなどにもある。
== 概要 ==
増え続ける交通事情に対応し、車両全体を警察により監視する必要性があるとの判断により、科学警察研究所の鳥羽邦夫によるアイデアが発端となり1980年代後半に研究所がNECと合同で開発した。1987年東京都江戸川区新堀の国道14号に設置されたのが実用第1号。ナンバーの頭文字(Number)を取って、Nシステムと呼ばれるようになった。全国に2015年5月現在で1690台が設置されている。1690台の内訳として、警察庁の設置台数は1511台であり、都道府県の設置台数は179台である〔。
自動車利用犯罪が発生した場合に、交通検問による渋滞等を引き起こすことなく、現場から逃走した容疑車両を速やかに捕捉し、犯人を検挙すること及び重要事件等に使用されるおそれの強い盗難車両を捕捉し、犯人の検挙及び被害車両の回復を図ることなどを目的として整備されているものである〔。
Nシステムを通過した車両(2輪を除く)を全て自動で記録し、警察の手配車両リストと自動的に照会する。手配車両が通過してナンバープレートが正常に検出された場合、手配車両と判明すると同時に車種・所有者・メーカーなどが自動的に割り出され、チームナビ(地図表示等)及び警察無線に「N号ヒット(Nヒット)」の一斉指令が関係部署に伝達されることで、ヒットした車両付近を巡回中のパトカーや捜査車両にも通知され、通信指令室等からの命令に従い、該当する手配車両を追尾し、失尾や放尾等がなければ検挙となる。盗難自動車盗など)などの手配車両の監視、自動車利用犯罪の被疑者の追跡などで用いられ、重要犯罪等発生時などには不審車両の洗い出しにも使われる。
高速道の料金所では、停車位置の前面に特殊な補助照明装置(ストロボ等)を付けて設置し、車両通過時にナンバー・搭乗者を撮影するものもある。対象者が路肩走行する場合でも発見するため、レーン毎や路肩に設置することもある。
最近では、小型の同装置〔三菱電機株式会社による特許請求 - ナンバー読取装置(参考情報) 〕を地方道などの電柱に設置し、裏道走行による追跡失敗(失尾等)の防止や逃走防止をはかっている。オービスと外観が類似する機種もある。
可搬型Nシステム(可搬型初動捜査支援システム)の運用が開始された地域がある〔鳥取県 - 平成25年第33回公安委員会開催状況 〕〔日新電機技報Vol. 55, No. 2(2010.10) - 車両ナンバ読取システムの開発(参考情報) 〕〔三菱重工業株式会社による特許請求 - ポータブル型車両番号認識装置およびポータブル型車両番号認識装置による車両番号認識方法(参考情報) 〕。可搬型当該装置は、犯罪の発生場所に応じて、設置場所を自由に変えることができる。また、基本的に未設置の可搬型当該装置があれば、依頼に応じてすぐに設置できる。可搬型当該装置は、一定地域で連続的に発生する事件について、該当する事件に関連する種々の事案が重大化しないうちに、できるだけ早期に事件解決が望まれる場合においての活用が想定されている。
1999年発出の「警察庁 丁刑企発第165号 自動車ナンバー読取システムとの接続について」によれば、Tシステムで取得した情報と当該装置の情報とを統合することを明示しており、Tシステムの情報も犯罪捜査に使われる可能性がある。
; 設置場所
* 主要国道・高速道などの重要道路
* 高速道のインターチェンジの出入口付近
* 県境の周辺
* 都道府県庁・原子力発電所空港自衛隊及び在日米軍関連施設・一部の火力発電所など重要施設の周辺
* 成田国際空港東京国際空港周辺
* オウム真理教などの宗教関連施設の周辺
;用いられた事件
* 富士フイルム専務殺人事件(1994年2月)
* 福岡美容師バラバラ殺人事件(1994年3月)
* つくば母子殺人事件(1994年11月)
* 埼玉愛犬家連続殺人事件(1995年1月)
* 田園調布女子中学生誘拐事件(2013年11月)

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自動車ナンバー自動読取装置」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Automatic number plate recognition 」があります。




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