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自然被曝 : ミニ英和和英辞書
自然被曝[しぜん]
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〔語彙分解〕的な部分一致の検索結果は以下の通りです。

自然 : [しぜん]
 nature, natural, spontaneous,

自然被曝 ( リダイレクト:自然放射線 ) : ウィキペディア日本語版
自然放射線[しぜんほうしゃせん]

自然放射線(しぜんほうしゃせん)とは、人間の活動が無くても自然界にもともと存在している放射線の総称である〔原子力百科事典ATOMICA【自然放射線(能)】 〕。自然放射線による被曝の内、人間の活動により増幅された放射線による被曝は人工被曝に分類される場合もある。原子放射線の影響に関する国連科学委員会(UNSCEAR)による被曝の分類を参照。

== 概説 ==
自然放射線の分類方法は幾通りもある。例えば、その起源に着目して分類するならば、(1)宇宙線 (2)天然放射性核種(主に原始放射性核種)からの放射線の二つに分類することができる〔。
人間が受ける自然の放射線による被曝の内訳は、宇宙線から年間ほぼ390 μSv(=マイクロシーベルト・= 0.39 mSv)、地殻・建材などからの自然放射性核種から年間480 μSv(= 0.48 mSv)の外部被曝を受けている〔http://home.hiroshima-u.ac.jp/er/EV_H_S1.html〕〔http://www.asahikawa-med.ac.jp/hospital/hoshasenbu/qa.html〕。そして体内に存在している自然放射性核種(カリウム40、炭素14)から年間ほぼ290 μSv(= 0.29 mSv)の内部被曝を受けている。これらに加え、空気中に含まれているラドンから年間約1260μSv(= 1.26 mSv)の被曝を受けている。合わせて世界平均として自然界から年間2400μSv(= 2.4 mSv)前後の被曝を受けていることになる〔http://www.chuden.co.jp/energy/nuclear/nuc_hosha/nuch_sizen/index.html〕〔国連科学委員会(UNSCEAR)2000年報告(「原子力・エネルギー」図面集2009)〕。
(ただ、日本においてはより少なく元々は年間1400μSv(= 1.4 mSv)とされている(1988年推定)〔大学共同利用機関法人 高エネルギー加速器研究機構>放射線科学センター >暮らしの中の放射線>自然放射線の量 〕。)
自然放射線のうち、自然放射性核種(天然放射性核種)からのものに着目すると、《体内被曝》および《地殻からの体外被曝》がそれに相当し〔広島大学のサイト内にある、市川定夫『環境学-遺伝子破壊から地球規模の環境破壊まで (第三版)』の内容の紹介ページ 〕、その大部分はカリウム40によるものである。カリウムという元素は環境中に多量に存在していて生物にとって重要な元素であり、カリウム40は天然に存在するカリウムのうちの0.01%強を占めているため、生物がカリウムを取り込む時に必ずカリウム40が体内に摂取される〔。カリウム40に次ぐ被曝をもたらしている自然放射性核種は、ラドンの核種〔ここで言うラドンの核種には、ウラン238の崩壊系列で生じるラドン222と、トリウム232の崩壊系列で生じるラドン220が存在する〕である〔。

抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)
ウィキペディアで「自然放射線」の詳細全文を読む

英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Background radiation 」があります。




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