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中性子(ちゅうせいし、())とは、原子核を構成する粒子のうち、無電荷の粒子の事で、バリオンの1種である。記号 n で表される。質量数は原子質量単位で約 、平均寿命は約15分でβ崩壊を起こし陽子となる。原子核は、陽子と中性子と言う2種類の粒子によって構成されている為、この2つを総称して核子と呼ぶ〔陽子1個で出来ている と陽子3個で出来ている の2つを例外として、2015年現在の時点で発見報告のある原子の内、最も重い までの全ての"''既知の''"原子核は陽子と中性子の2種類の核子から構成されている。〕。 == 概要 == 中性子の発見は1920年のアーネスト・ラザフォードによる予想に始まり、その存在の実験的証明は1932年にケンブリッジ大学の物理学者ジェームズ・チャドウィックによってなされた〔チャドウィックによる実験的確証を得るまでの経緯については、チャドウィックによる中性子の発見が詳しい。〕。その実験とは、ベリリウムに高速のα粒子を当てる事で次の核反応 : を起こし、ここで発生する粒子 n をパラフィンなどで受け、原子核と衝突させる事でさらに陽子を飛び出させ、この荷電粒子である陽子を検出するというものであった。チャドウィックは上記の核反応で発生する粒子(当時はまだベリリウム線と呼ばれていた)n が、陽子とほとんど同じ質量で中性(電荷を持たない)の新しい粒子からなる粒子線である事を確認し、これを中性子(neutron)と名付けた。 中性子は、電荷を持っていない事から〔電荷を持たない為、直接的に観測する事が難しく、中性子の発見は電子や陽子と比べて遅れた。〕、他の電荷をもつ陽子などに比べて、入射した物質の原子核と容易に直接反応する事が出来る。電磁気力の影響を受けない中性子線は透過性が高く、原子核の核変換に使う粒子として重要である〔尚、通常の状態では荷電していない原子は中性子と同じ様には利用する事が出来ない。何故ならば、正電荷を持つ原子核の周りに負電荷を持つ電子が広く分布している事から、原子は中性子よりも約1万倍も大きいものとして扱わなくてはならない為である。〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「中性子」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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